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2012年2月23日 (木)

BLOKIS!

「・・・BLOKISは誰もが知っている、いつでもこうさ。
 BLOKISのせいで重要な約束も守れず、電話で嘘をつかなければいけない。
 タップタップ(ハイチの公共ミニバス)は常に満員状態で、イライラし始めて暴れだしたくなる。
 汗をかきながら、電話で「あともう少しで着く」と、遅れるとわかっていながら嘘をつく。
 歩いたほうが速いと思うけど、目的地まだまだ遠い・・・」

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 今ハイチで大人気の若手歌手Wantioの最も有名な曲の一つが、”Blokis=渋滞”です。
その歌詞の一部を抜粋しています。

 ハイチの特に首都の交通渋滞はひどく、ジェンの活動にも影響することは多々あります。
 そして、交通渋滞それ自体に限らず、多くのハイチ人の日常生活における「渋滞状態」の切実さが、印象的に伝わってきます。

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「・・・BLOKISいつでもこうさ、ハイチ全体がBLOKIS状態・・・」

2月 23, 2012 文化、生活、習慣ハイチ |

2012年2月10日 (金)

【心のケア】【コミュニティ再建】 みんなでお花、植えませんか?

 去年の10月から11月にかけて、石巻市内の数か所の仮設住宅で、プランターに「ビオラの花苗」と「チューリップの球根」を植えました。

 今回の花植えは、資材となるプランター・土・花苗などは支援者の皆様と(株)フェリシモ様からのご協力を得て実現しました。

 仮設住宅で活動をする場合、一番大切なのが「事前の周知活動」です。1週間前には、各戸を廻って「みんなでお花植えっぺす(植えましょう)」というチラシを配布し、参加の呼びかけを行いました。

 苗や球根の調達にご協力をくださった地元種苗店の店長さんが、当日、JENスタッフへ苗の植え方や球根の管理の仕方などを教えてくれました。

【JENスタッフへ花植えの説明】
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 さて、開催時間が近づくと入居者の皆さんは続々と集まってこられ、JENスタッフが、花の植え方の説明をしました。


「チューリップは、寒さにあたらないと、目を覚まさないんです」
「今回はプランターが浅いので、地植えより浅めに植えます。そうしないと、じゅうぶんに根を張ることが出来ません」
「へー、知らなかった!」

【説明を聞き入る入居者の方々】
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さあ、いよいよ作業開始です。


「どの色にするか迷っちゃうわ」
 ビオラは好きな花の色を選べますが、チューリップは球根なので何色が咲くのかは、あとからのお楽しみです。
 和気あいあいと作業が進むにつれ、皆さんはどんどんと夢中になっていきました。

【もくもくと作業に没頭中】
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 残念ながら用事で参加できなかったご家庭のプランターにも、他の入居者さんが代わりに植えてくださり、ご本人にはプランターの設置とチラシの投函にてお知らせしました。
 全戸ぶんの花植えも終了し、集会所の周りにも置きました。

 そして、たくさんのプランターには、冬の間はビオラが、春になればチューリップが団地に彩りを添えてくれるでしょう。

【楽しそうに会話も弾みます】

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 花を植えた後は、集会所にてみんなで恒例の”お茶っこ飲み”。
「半年ぶりに土に触ったわ」
「なんだか、ここちよい疲れだね」
 みなさん、いいリフレッシュになったようです。おつかれさまでした!

【お茶っこ飲みで談笑】
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後日、入居者のかたから、お礼のお電話をいただきました。

「帰ったらプランターが置いてあって驚きました。

自分は一人暮らしなので、心が温かくなりました。ありがとうございます」


「JENが送ってくれたプランターを受けとりました。ちょうど、なにかお花を飾りたいと思っていたところでした。ありがとうございました」

 このような声をいただくと、私たちJENスタッフもうれしくなります。


 色とりどりのチューリップが咲く頃には、また皆さんの素敵な笑顔にも会えることでしょう。

JENは、皆さんと一緒に楽しさの輪をつなげるべく、心のケアとコミュニティ活動の支援を今後も行っていきます。

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 緊急募金を受け付けています。

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その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、
ジェン東京本部(03-5225-9352 担当:富田、浅川)までお問い合わせください。

2月 10, 2012 東日本大震災心のケア仮設住宅復興支援 |

2012年2月 9日 (木)

Labrietteのようす

 Labrietteでは、ジェンが建設した共同洗濯場を使わずに、すぐ近くにある川を使っている住民が多くいました。
 その理由は、洗濯をする際に多くの水を利用するため、何度も何度もポンプを扱ぐことが大変だったからです。

 そこで、水をためておけるドラムを置きました。
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 そしたら、以前ガラガラだった共同洗濯場が今では、満員状態。
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 さらに、はみ出てしまって、「もっと広く作って~」と、お母さんたちが口にしています。
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 ドラムを設置するというちょっとした工夫が、住民が集まる場づくりにつながりました。

 住民が話し合うスペースとしてだけでなく、水管理委員会が塩素の使い方の説明をするなどの情報伝達の基点ともなっています。

2月 9, 2012 ハイチ水管理委員会 |