Toutifのようす
ジェンがToutifというコミュニティにおいて建設した、給水施設と洗い場の使用状況をお伝えします。
午前11時です。日光がじりじりと肌にしみます。
洗い場では4、5人の女性が、歌ったり、世間話をしながら、2時間くらいかけて家族分の服を洗っています。
前は強い直射日光の下で洗濯をしていましたが、洗い場に屋根を設けたおかげで大分楽になりました。
黄色いシャツを着て青い空の下にまぶしく輝く彼女は、往復15分かけて、毎日最低3回水を汲みにきます。
一つのバケツをいっぱいにするのに3分弱、バケツは大体一個20キロの重さです。
さわやかに、そして普通のことのように行う彼女ですが、決して楽ではありません。
それでもジェンによる給水施設建設前は、一番近い水源は、700メートル近く離れた(歩いて往復30分以上かかる)川でした。
小さな改善の積み重ねで、少しずつ人々の生活が変わっていきます。