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2011年12月28日 (水)

【コミュニティ再建】 地域の復興は、自分たちの手で。


〜 コミュニティが再び息を吹き、歩みだす日まで 〜

JENでは、3月11日の震災・津波以降、コミュニティの再建に向けてたくさんの活動を行ってきました。

3月末に始めた炊き出しでは、家屋の1階が使えなくなっても2階に住むことができる、と、避難所を離れ、住み慣れた家に戻った方達、おひとり、おひとりが、安心して住まえるよう、毎日お昼に温かいご飯を提供してきました。

これが、コミュニティ・カフェのはじまりでした。

7月22日に、4ヶ月続いた炊き出しを終えました。最初は、キッチンが使えない、ガスが使えない、という方のために温かいご飯を提供、という緊急性の高い活動でした。

中屋敷地区1カ所で行っていた炊き出しは、5月に入り鹿妻地区でもスタートし、2カ所で温かい食事を提供しました。

6月に入った頃、人びとは、炊き出しボランティアの皆さんのお手伝いを始めました。こうして、地域の方とボランティアの共同作業が始まりました。その頃、黄金浜地区の集会所に集まる人たちと出会いました。

7月になると、毎日1回の炊き出しのみならず、様々な催しが開かれるようになりました。

子ども達を対象にしたサッカー教室、おいしいコーヒーを提供してくださるボランティアさんとの交流、リラクゼーションとしてヘアカットを施してくださるボランティアさんの訪問、などです。

人びとが気軽に集まれる環境が整いつつあった7月後半、JENは、食事の提供を終える決断をしました。
支援を終える、という意味ではありません。

自立の支援を行う中で、多くの節目と向き合いますが、このときは、まさに大きな転換期でした。
これからは、この3つの地域の方々自身が主体となって、人びとが集う3つの空間を運営してゆく、それをジェンがサポートする、という体制になりました。

2011年が終わるにあたり、以下3つのコミュニティ・カフェが住民の皆さんの力で、運営されています。そして、新しい年を迎え、コミュニティカフェでは、復興に向けた多くの取り組みを実施してゆきます。その主体となるのは、支援活動を実施しているJENではなく、住民の皆様、おひとり、おひとりです。

<中屋敷地区のコミュニティ・カフェ「なかやしきっさ」>

4月の炊き出し時
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コミュニティ・カフェでは手芸教室を開催。
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子ども達へのアートセラピーも開催中
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<黄金浜地区のコミュニティ・カフェ「黄金浜会館」>

催し物の告知を行うスタッフ
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改修前の入り口(完成予定2012年春)
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<鹿妻地区のコミュニティ・カフェ「HANA荘(はなそう)」>

5月の炊き出しの様子。この場所は、取り壊しになりました。
その結果、秋までの間、簡易テントにて炊き出しや交流を行いました。
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コミュニティ・カフェ「HANA荘」が11月に完成。これで、人びとは、寒さをしのぐことが
できるようになりました。
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多くの支援者の皆様と、地域に住む皆さんご自身の協力と参加によって、人びとは一歩一歩、自分たちの手でコミュニティの再建を行っています。JENは、この取り組みを、これからも側面からサポートしてゆきます。

緊急募金を受け付けています。


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 口座名 JEN

 

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その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、
ジェン東京本部(03-5225-9352 担当:富田、浅川)までお問い合わせください。


12月 28, 2011 コミュニティ再建, 企業の皆さまからのご支援, 復興支援, 心のケア, 文化、生活、習慣, 東日本大震災, 炊き出しボランティア, 緊急支援 |

2011年12月24日 (土)

【コミュニティ再建】HANA荘クリスマス会

 12月18日(日)、鹿妻南地区にあるコミュニティ・カフェHANA荘(はなそう)でクリスマス会を開催しました。

 東京から日本ロレアル株式会社の皆さんも駆けつけてくださり、ハンドマッサージやリース作りなどの準備をして、JENスタッフとともに地域の皆さんを迎えました。

 風の強い一日でしたが、子どもから高齢の方まで、たくさんの人たちでにぎわいました。

【HANA荘外観~色とりどりの花が咲いています】
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【玄関は靴でいっぱいです!】
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 HANA荘のなかは、明るい日の光が差し込み、クリスマスソングが流れています。
 玄関先では、飾り付けられたクリスマスツリーが皆さんをお出迎えしていました。

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 地域の方たちが集まれば、「あら、久しぶり!」という会話もめずらしくありません。
 震災後、なかなか顔を合わせる機会がなかった人たちも、このHANA荘がオープンしたことにより、懐かしい再会を果たしているのです。

【あたたかいお茶やケーキでおもてなしします】
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 この日は、リース作りも行われました。女性だけでなく、男性にも人気で、人だかりができるほどでした。
 皆さん思い思いの飾り付けをして、完成品はご自宅に持ち帰っていました。

【大人気のリース作り】
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 ハンドマッサージや全身マッサージにも、多くの人が順番待ちをしていました。
 日本ロレアルの皆さんによるハンドマッサージを受けながら日頃の出来事を話したりして、ゆったりとした時間が流れていきます。

【ハンドマッサージで会話が生まれていきます】

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 テーブルに置いてあったノートを見た子どもたちが、「お絵描きしたい!」と集まってきました。
 何色のペンを使って絵を描こうか悩んでいる様子も、どこかうれしそうに見えます。

 かわいらしい女の子の絵を描く子、いくつもの大きな円をカラフルに描く子、いきおいよく描いて紙を破ってしまう子、みな楽しそうでした。

【お絵描きに夢中】
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 帰りにはうれしいお土産がありました。
 大人の方には化粧品のプレゼント、子どもたちにはお菓子のプレゼントです。

【うれしいクリスマスプレゼント!】
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 HANA荘は、支援者の皆様からのご寄付、そして日本ロレアル様のご協力を得て先月29日にオープンして以来、地域の皆さんが気軽に集まることのできる場所となっています。

 大人がお茶を飲んでゆっくりと時間を過ごすだけでなく、子どもたちにとっては、学校帰りに集まる場所。「ただいま!」と帰ってくる子どもたちの声が今日も聞こえてきます。

 地域の人たちがいつでも集うHANA荘では、今月25日(日)、「レコード音源によるクリスマス名曲名盤コンサート」を開催いたします。

 

====== ご報告 =============



平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。



 これまで、JENの活動を温かくご支援くださいました、
 支援者の皆様に、深く感謝申し上げます。


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12月 24, 2011 コミュニティ再建, 復興支援, 心のケア, 東日本大震災 |

2011年12月22日 (木)

みんなの健康のために


 JENは皆様とジャパンプラットフォームのご協力により、塩素ディスペンサーの設置を行っています。
井戸のすぐそばに塩素ディスペンサーを設置することによって水源での水処理を可能にし、塩素消毒の重要性を説いて水の処理を促進します。

 12月初め、ジェンのスタッフが、HTHパウダーという粉を使って液体塩素を作るトレーニングを受けました。
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 まずは水量に対して必要な粉の量を計算。塩素は濃度が大切、足りなければ消毒ができず、多すぎると味や健康にも影響します。
 必要量がわかったら、実際に混ぜる前に手袋とマスクをつけて体を保護。

 トレーニングをしてくれたIPA(Innovayions for Poverty Action)のエリーズさんは、トレーニングを行う時は必ず同じ服で行くんだとか。トレーニング中に飛び散った塩素で服が脱色されてしまうからだそうです。

 塩素ディスペンサーは、レバーを1回ひねるとハイチで一般的に使用されている5ガロン(約19リットル)のバケツに必要な塩素量を出してくれます。
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 じゃあ1ガロンのバケツが来たらどうするの?
 消毒した後、飲み水として何日間保存できるの?
 実際に運用が始まったら出てきそうな問題を思いつく限り確認します。
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 今後はジェンスタッフが水管理委員会、井戸の管理人やボランティアの方を対象にトレーニングを行い、同時にコミュニティーに対しても啓蒙活動を行って、健康に対する水処理の重要性を理解してもらいます。

 水処理に対する知識を得てもらい、家族の健康が守られることを祈るばかりです。

12月 22, 2011 ハイチ |

2011年12月20日 (火)

【コミュニティ再建と防災支援】防犯青少年育成協会への贈呈式

 12月14日(水)石巻市渡波支所にて、石巻市渡波地区防犯青少年育成協会さんへ防犯パトロール用具一式の贈呈式が行われました。

 震災により防犯パトロール用具が使えなくなった協会の会長さんより、防犯パトロール用具一式(制服、懐中電灯、誘導灯、腕章等)の支援要請がJENにあり、それを受けて、本日贈呈する運びとなりました。

【目録を受け取る会長さんと隊員の皆さん】
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 当日は天気にも恵まれ、真新しい制服に身を包んだ会長の鶴岡さんは、笑顔を浮かべながら「新しい制服をありがとうございます」と感謝の気持ちを述べられました。

【新しい制服に身を包んだ会長さん】
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 その後、会長さんと隊員の皆さんは防犯パトロールカーに乗って元気に出動されました。これからも石巻の防犯のために頑張ってくださる事と思います。

 JENは地域の皆さんとともに、復興にむけて一歩ずつ着実に歩んでいきます。

【パトロールカーにて出動】
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12月 20, 2011 コミュニティ再建, 復興支援, 東日本大震災 |

2011年12月19日 (月)

音楽がつむぐ復興支援~GLAYから楽器のクリスマスプレゼント

 12月19日(月)、東日本大震災支援プロジェクト「HOPE FOR JAPAN」を実施する一般財団法人mudef(ミューデフ)と、石巻市内で復興支援活動を行うJENは、震災で楽器を失った石巻市内の小中高等学校16校に対して、楽器の贈呈式を行いました。

【石巻市内の中学校にて~ステージ上には新しい楽器が並んでいます】

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 石巻市はブラスバンド(鼓笛隊)が盛んな街です。春の運動会、夏の川開き祭、秋の交通安全パレードなどでは、小学生による鼓笛隊が楽器演奏しながら街中を歩き、季節をいろどってきました。

 しかし、楽しい学び舎であったはずの学校は震災で一変してしまいました。校舎が浸水・水没、地盤沈下や全半壊した小中高等学校が、石巻市内では29校にものぼります。学校にあった楽器の多くも流され、海水に浸かってしまうなどの被害を受けました。

 大半の学校は、つい2、3か月前まで避難所として使われていました。震災当時、カーテンを使って暖をとっていた学校もあります。校舎がすべて焼失してしまったため、現在では他校を間借りして勉強に励む生徒たちがいます。

 そのような状況のなか、mudefのプロジェクトに賛同したロックバンドGLAYの皆さんから、石巻市内の小中高等学校へ楽器のクリスマスプレゼントが贈られました。

【楽器贈呈式の様子】
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贈呈された楽器は86種類289点にのぼります。楽器は、JENがそれぞれの学校に聞き取り調査を行いました。必要とされている楽器は学校によってそれぞれ異なります。贈呈式が行われた中学校では、トランペットやクラリネットなど合計9点の楽器が贈られました。

そして式の途中、GLAYの皆さんからのビデオメッセージが紹介されました。生徒の皆さんがまた楽器を手に取り、素晴らしい音色を東北の地に奏でてくれる事を心から願っています、というとても強く温かいメッセージでした。

【GLAYの皆さんからのビデオメッセージ】
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 その後、吹奏楽部の皆さんによる楽器演奏が披露されました。震災当時も、翌日予定していた卒業式に向けて吹奏楽部は練習していたそうです。金賞を受賞するほどの実力を備えたその音色は、贈呈式のこの日、高らかに楽しそうに響いていました。

【吹奏楽部による楽器演奏】
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 式が終わると、吹奏楽部の皆さんが、ステージに飾られた新しい楽器の前に集まりました。

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「うわぁ!すごい!」という歓声があがり、皆さんとてもうれしそうに楽器を受け取っていました。

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仮校舎や他校に間借りするなど、限られた環境のなかで、音楽に触れる機会が少なくなってしまった学校は数多くあります。
しかし、GLAYの皆さんが言うように、音楽には人を笑顔にする力があります。
楽器支援により、石巻市内にまた鼓笛隊やブラスバンドの音色が響き渡る日を楽しみに待ちたいと思います。

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12月 19, 2011 復興支援, 心のケア, 東日本大震災 |

2011年12月13日 (火)

chabo!著者の勝間和代さん、石巻を訪問

 12月7日、8日の二日間にわたり、chabo!著者の勝間和代さん、推進委員の干場弓子さんらが石巻を訪れました。

 chabo!(チャボ)とは、Charity Book Program(チャリティ・ブック・プログラム)のことをいい、著者たちの厚意により実現したJENの寄付プログラムです。

 7日(水)、勝間さんたちはまず石巻市湊地区を訪れました。

 湊地区は、津波の被害を大きく受け、多くの家屋で1階部分が水に浸かり、その後住めなくなってしまいました。勝間さんたちは、震災前までこの地域に住んでいたJENスタッフの説明に熱心に耳を傾けていました。

【湊地区:背景にはうず高く積もるがれきの山が見えます】
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【移動途中にて(魚町地区):タンクが横たわったままです】
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 次に勝間さんたちは、牡鹿半島・福貴浦を訪れました。

 津波により漁網やスカイタンクなどの漁具を流されてしまった牡鹿地域の漁業再開に向けて、JENは支援を続けています。

 勝間さんたちは、地元の漁師さんたちに教わって実際に漁網編みを体験しました。漁網を編める後継者が少ないため、技術の伝承のためにもベテランの漁師さんたちによる指導はとても重要です。

【勝間さんも漁網編みに挑戦!】
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 その後、漁師さんたちと海に出て、かご揚げの様子を間近で見ることができました。

【どこまでも青い海が広がります】
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【アナゴ、蟹やウニが獲れました!】
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 牡鹿半島を出発し、次に向かったのは鹿妻地区にオープンしたHANA荘です。

 HANA荘は地域のコミュニティカフェとして先月29日にオープンしたばかりですが、お茶を飲みながら語らうお母さんたちや、子どもたちが学校からまっすぐ帰って集まる場所となっていました。子どもたちの「ただいま!」の声に、みんなが「おかえり!」と答えます。

【HANA荘におじゃましました】
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【元気に電車ごっこで遊ぶ子どもたち】
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 その後、日和山公園を訪れた勝間さんたち。日和山から望む石巻市内の景色は言葉を失うほどに変わってしまいました。石巻の復興に向けて勝間さんたちの視察は翌日も続きます。

【(写真左から)JEN 木山事務局長、勝間さんたち、JENスタッフ】
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【日和山から望む風景】
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12月 13, 2011 住宅再建, 復興支援, 東日本大震災, 生計回復・収入創出 |

2011年12月12日 (月)

chabo!勝間和代さんの石巻視察~二日目

 12月8日(木)、chabo!著者である勝間和代さんたちの石巻視察は二日目を迎えました。
 当日は、光文社の森岡純一編集長もご参加くださり、勝間さんやJENスタッフとともに朝早くから行動を開始しました。

 二日目はまず、東松島市にある野蒜小学校やJR仙石線の野蒜駅を訪れました。
 津波が押し寄せたJR野蒜駅は今もまだ復旧されておらず、仙台-石巻間は他の駅を経由し代行バスを併用して、ようやく運行が再開したばかりです。

【JR野蒜駅のホーム:津波が駅名標の高さまで押し寄せました】
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 野蒜駅を後にし、次に向かったのは石巻市河南地区にある仮設住宅の集会所です。

 この地域では市内を循環するバスの本数が少なく、近くにはすぐ買い物に行けるような場所があまりありません。
 JENがこの集会所では初めてのお茶っこ(お茶飲み)会を開催したこの日、入居後初めて顔を合わせる方たちが多く見受けられました。さまざまな地域から集まって仮設住宅に暮らす方たちのコミュニティ形成は、これからなのです。

【集会所にて:勝間さんたちはすぐ輪の中に溶け込みました】

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 集会所で地域の方たちとお茶を囲んで話に花を咲かせ、一行はさまざまな人たちが体験した被災時の様子に耳を傾けていました。

 その後、石巻市河北地区にある大川小学校や今も家屋が浸水したままの長面(ながつら)地域、雄勝町や女川町などを回りました。

【およそ7割の児童が亡くなった大川小学校】
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【今も家屋が浸水したままの長面地域】
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 長距離の移動にも関わらず、車窓から見える景色に見入る皆さん。長面地域から石巻市街地に戻ってくる頃にはすっかり夕暮れに差しかかっていました。

 その後、中屋敷にあるコミュニティ・スペース「なかやしきっさ」にて、はた織り機を使った手作り教室を見学した勝間さんたちは、最後にJEN石巻事務所に立ち寄ってくださいました。

 そこでは、二日間にわたる石巻視察の感想をお伺いしました。そして、これからの石巻の必要課題などについてもスタッフと意見交換をしました。勝間さんたちがJENスタッフとともに真剣に石巻の復興について考えていらっしゃることがとても印象的で、私たちにとっても、大変有意義な時間となりました。

【JEN石巻スタッフと意見交換】
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12月 12, 2011 事務所・スタッフ, 住宅再建, 復興支援, 心のケア, 東日本大震災, 生計回復・収入創出 |

2011年12月 8日 (木)

本当の「自立」とは

 東日本大震災後の東北での緊急・復興事業に次いで、ハイチ事業のプログラム・オフィサーとして着任しました。

 東北と同様、自然災害に見舞われたハイチですが、世界初の黒人による共和制国家という名誉ある肩書きを持ちつつも、地震前から長年に渡り貧困や内乱に苦しんできた国です。国際援助への高い依存が嘆かれるハイチにおいて「自立」支援とは何か、着任早々考えざるをえません。

 JENはハイチで、給水施設の建設や衛生教育と並行して、住民による井戸維持管理委員会の設立をサポートしています。
 井戸維持管理委員会とは、住民による井戸の日々の維持管理とともに井戸が故障した場合に備えて住民から月々維持管理費を徴収する、住民による、住民のための仕組みです。井戸維持管理委員会の設立というと簡単そうに聞こえますが、支援に慣れてしまったことが壁となり、実際は時間をかけてひとつ、ひとつ学ぶ難しいプロセスです。

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(写真:自分たちが受けた衛生教育の知識を他の人びと住民に伝える住民)

 自立支援は、井戸維持管理の設立のようにプロジェクトを実施している地域で行われる活動のみならず、JEN内部でも行います。
 私の前任者は、現地スタッフの能力向上に力を入れてきました。パソコンやレポート作成などのスキルとともに、言われたことを実施するのみならず、自分たちの活動成果を分析し、自分たちの行動の結果の責任を負うことを、体験を通じて学ぶ機会を設けています。

 援助依存の高いハイチだからこそ、「自立」支援とは何かを追求しながら活動していきたいと考えています。

岸和田ひとみ
(プログラム・オフィサー)

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12月 8, 2011 ハイチ |

2011年12月 7日 (水)

コスタリカテレビ局TELETICAによる石巻取材のお手伝い

 12月5日(月)、コスタリカテレビ局TELETICAの取材班が「震災復興」(特に人々の復興)をテーマとした取材のため、石巻を訪れました。
 石巻で心のケア、コミュニティ形成事業や漁業支援を行なっているJENとともに、石巻各方面へと視察に行きました。

 まず仮設住宅の集会所に向かい、コスタリカテレビ局の記者が仮設住宅でのお茶っこ飲みと被災者の方に被災当時の様子を取材しました。

 当日は、リラクゼーションや心のケア活動を行っているリカバリーフォージャパン(RFJ)様のご協力により、RFJスタッフの方も立ち会って住民へのインタビューが行われました。
 被災にあった方の中には、心の問題をかかえている方もおられます。集会所では、そういう方々にも注意を配りながら、JENはコミュニティ形成を築き上げています。

【JENスタッフと地域の方々:初対面でも話が弾みます】
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【RFJスタッフの方によるマッサージの様子】
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 当日の集会所ではリラクゼーション・カフェの「お茶っこ飲み」が開催されており、「今まで来たいのに、なかなか都合がつかずに来れなくて、今日初めてきたんだぁ~」という方が、訪れた日でもありました。集会所の中は、いろいろな仲間同士で和気あいあいと談笑したり、マッサージが行われていたりしました。

【山積みの断熱材】
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仮設住宅では、すでに寒さも厳しくなりつつある中、寒さ対策のため断熱材が外に山積みになっており、遅れ気味の冬支度がこれから始まります。

【仮設住宅での活動について取材を受けるJENスタッフ】
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 コスタリカテレビ局の記者より、JENが仮設住宅でどのようなコミュニティ活動を行っているのかについて、JEN石巻スタッフへのカメラインタビューがありました。

 次に、牡鹿・東浜にある福貴浦地区を訪れました。この日、地元の漁師さん達がJEN石巻スタッフとともに漁網編み作業をしている福貴浦会館へと向かいました。
 地元の方に、どのようにして網を編むのかを説明していただきました。JENが行っている漁業支援事業は、漁網資材をJENが提供し、その資材で漁師さん達が自力で漁網を編み、自立を促す事業として取り組んでいます。

【地元漁師さんとともに漁網作り】
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 最後に訪問したのは、石巻の河北地区にある石巻市立大川小学校です。到着した時には、もうすっかり日も落ちてしまったため、車のライトにて撮影しました。ここではおよそ7割の児童が亡くなり、慰霊のためにたくさんのお花やお菓子、飲み物等が添えられていました。被災者が亡くした娘さん宛てに書いたお手紙もあり、「いつも朝に起きると隣にいるような気がして…」と、綴られていました。
暗くて写真ではみえませんが、前方には大川小学校校舎の残骸と先に進むのをこばむように辺りは冠水していました。

【石巻市立大川小学校にて】
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 コスタリカの取材班の方々は、仮設住宅でインタビューでの被災当時のお話にひどく衝撃を受けておられた様子でした。また、1日という少ない時間の中で、熱心に取材をしていただきました。今日訪れた場所は被災地のほんの一部分ですが、コスタリカの人々に石巻の現状を知ってもらえれば、と思います。

 復興に向けてまだまだ歩き始めたばかりです。
 JENはこれからも一歩、一歩、支援を続けていきます。

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12月 7, 2011 メディア, 復興支援, 心のケア, 文化、生活、習慣, 東日本大震災 |

2011年12月 6日 (火)

【防災訓練】被災地での活動に万全を期して~石巻スタッフ救命救急講習

12月6日(火)、JEN石巻スタッフが、石巻市消防本部にて救命救急講習を受講しました。

 【JENスタッフ、消防本部に到着!】
 
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 日ごろからの意識を高め、万全を期して被災地で活動するために、救命救急講習を受けることはとても重要です。
 JEN石巻スタッフは消防署の方たちから、心肺蘇生法、AED (自動体外式除細動器)の使い方や止血方法などについて学びました。

【人命救急には、まず気道を確保することが大切です】

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【心臓マッサージの方法について学ぶJENスタッフ】
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 さて、いよいよ実践編です。スタッフはグループに分かれ、模型を使って心臓マッサージを実践しました。 心臓マッサージは胸部の中央に手のひらを当て、ひじを曲げず、体重をかけて行います。心肺蘇生のためには、1分間に100回程度の割合で行わなくてはなりません。スタッフはみな熱心に取り組んでいました。

【心臓マッサージを行うJENスタッフ】

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 次に、グループ内で救急車を呼ぶ役、心臓マッサージを行う役、AEDを使用する役、消防署員の役などに分かれて、ロールプレイングを行いました。実際の場合を想定しながら、それぞれの役回りを真剣にこなしていました。
 スタッフのほとんどはAEDを使用するのが初めてでしたが、AEDの自動音声にしたがって冷静沈着に対応していました。

【AEDのパッドは、心臓をはさんで対角線上に貼ります】
111206_p1060158 

 4時間にわたる講習を受け、最後に筆記試験を受けて終了です。スタッフ全員が合格し、「救命救急講習Ⅱ」を修了することができました。
 あらためて救命救急の重要性を認識した私たちJEN石巻スタッフは、これからも被災地活動に懸命に取り組んでまいります。

====== ご報告 =============


平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。



  これまで、JENの活動を温かくご支援くださいました、
 支援者の皆様に、深く感謝申し上げます。


詳しくは、こちらへ



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 緊急募金を受け付けています。

 ↓↓↓↓↓↓↓



○郵便振替口座 00170-2-538657
 


口座名 JEN

 


通信欄に「東日本大震災」と記載ください。




○クレジットカード:http://bit.ly/c7R8iA

 


プルダウンメニューから「東日本大震災」をお選びください。



その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、

ジェン東京本部(03-5225-9352 担当:富田、浅川)までお問い合わせください。

12月 6, 2011 事務所・スタッフ, 復興支援, 心のケア, 東日本大震災, 防災訓練・教育 |

2011年12月 1日 (木)

12月〜2月の復興支援ボランティア、募集中です!

12月〜2月の復興支援ボランティア、募集中です!

2011年3月11日に発生した東日本大震災と津波により、東北地方は甚大な被害を受けまし
た。JENは9月までに述べ3,000人を超えるボランティアを宮城県石巻市へ派遣してきまし
た。ご家庭の泥やがれき、側溝に溜まった泥の撤去や仮設住宅への物資の搬入など、毎日
20名前後のボランティアが休みなく街の復興に参加してきました。

震災から半年を過ぎ、幹線道路沿いはもとの姿に戻りつつあります。その一方で、今もな
お、ご家庭や避難所などの公共スペースや、個人事業主の方々が従業員の方とともに事業
を再開するための工場の掃除などでは、ボランティアを必要とされている方が多くいま
す。また、漁業地区でのお手伝いでは、作業の遅れを取り戻すために、ボランティアの力
が必要です。

復興に向かう地域の皆さんが、すこしでも早く元の生活に戻るためのスタート地点にたて
るよう、そして前向きな気持ちを一緒に後押しするために、引き続き、皆さんのご参加を
よろしくお願いいたします。

皆さまのご参加に心から感謝いたします。

<ご参加の条件>
1.現地まで自力でお越しいただける方(現地集合・現地解散)
2.宿泊所で共同生活ができること。
3.寝袋、滞在中の自分の食料品と飲料水、作業着、装備を持参できること。
4.ボランティア保険へ加入していること。

<募集期間&日時>
2011年10月~2012年2月
※毎週月・火曜日は活動お休みです。
※活動期間は1日からお受けいたします。平日のご参加も大歓迎です。
※お申込締切りは、ご参加希望日の一週間前(17:00)です。
※定員:各日20名

<初回ご参加の方>
初めてご参加される方は、必ず以下のオリエンテーションにご参加ください。

◆毎週火曜
集合場所:「JEN 駅前事務所」前(※)
集合時間:毎週火曜17:00
★集合後、オリエンテーションを実施。その後、宿泊所までお連れいたします
(18:00発)。
※住所:石巻市鋳銭場3-13 SASADENBILL201(JR石巻駅から徒歩5分)

◆毎週土曜
集合場所:同上  集合時間:毎週土曜9:00

★集合後、オリエンテーションを実施。その後、作業場まで移動いたします。

<宿泊場所>
JEN 渡波宿泊所
住所:宮城県石巻市渡波字山崎48-2
※宿泊は一泊500円/人です。

<作業内容>
◆個別家庭での汚泥・瓦礫の除去(津波により大量に流されてきた泥、ゴミ、瓦礫、水に
浸かった家財道具の片づけ)
◆家庭や仮設住宅への物資配布補助
◆漁業復興に向けた活動の補助
◆子どもの遊び場であり、地元の方々の拠り所である沢や寺社、公園等の清掃
など、その時に最も必要とされている作業をお手伝いいただく予定です。
変化する支援のニーズに合わせ、お手伝い頂く作業の内容は随時変わります。ご了承いた
だけますようお願い申し上げます。

<その他>
◆募集日時や集合場所は、現地の状況によって変わる場合がございます。必ず、ご出発前
にJENのホームページ上で変更がないか確認ください。
◆お申込みいただいた後、こちらからメール、または電話にて受付完了したことをお知ら
せいたします。
◆定員(各回20名)に達し次第、締め切りとなりますのでご了承ください。お申し込みの
締切日を過ぎてしまった場合にも、定員に満たない回には、ご参加頂ける場合もございま
す。個別にご相談ください。
◆雨天の場合は、活動中止の可能性がありますのでご了承ください。
◆事務所は狭いため、集合時間以前に到着された方にお待ち頂くスペースがございませ
ん。集合時間の5分前を目途にお集まり頂けますようお願い致します。

<ボランティア保険加入について>
ボランティア保険(地震等にも対応した「天災プラン」)にご加入いただくことは必須で
す。お近くの社会福祉協議会等でご自身にて加入をお願いいたします。一度加入すると
2012年3月末まで有効です。

<お申込み方法について>
申込み用紙にご記入の上、E-mail または Fax でお送りください。
E-mail volunteer@jen-npo.org / Fax 0225-25-5612

申込み用紙→  「application_jpn.doc」「application_jpn.doc」をダウンロード

をダウンロード

ご参加のしおり→ 「manual_jpn.pdf」をダウンロード

<東北ボランティアに関するお問い合わせ>
volunteer@jen-npo.org
080-3303-3249(ボランティア調整員)
080-3303-6727(ボランティア調整員)

12月 1, 2011 ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか), 復興支援, 心のケア, 文化、生活、習慣, 東日本大震災 |