牡鹿地区・全仮設住宅での防災訓練が完了しました
11月17日(木)、牡鹿半島・鮎川浜にある仮設住宅において、女川消防署牡鹿出張所のご協力のもと、戸別訪問による防災指導と全世帯への消火器配布を行いました。
JENがおよそ1か月にわたり牡鹿地区で行ってきた仮設住宅18か所での防災訓練が、この日をもってすべて完了しました。
【これから一軒一軒を訪問します!】
JENが最初に牡鹿半島の仮設住宅で防災訓練を行ったのは10月中旬でした。
現在、仮設住宅では消火器が1棟につき1本設置されていますが、消火水槽、外水道がありません。さらに、仮設住宅はいくつもの世帯が棟続きになっているところが多く、万一、火災が起きた場合の延焼被害が大きくなることが懸念されます。
今後、仮設住宅という新しい環境で暮らしていくにあたり、地域の方たちの安全を確保し、不安を解消していくことがとても重要です。また、こうした支援が地域の方たちの心のケアにもつながるとJENは考えます。
さらに、牡鹿地区では、地震や津波を想定した防災訓練は毎年行われてきましたが、火災を想定した防災体制も重視されることから、JENは牡鹿地区の仮設住宅18か所すべてにおいて防災訓練を計画・実施し、全戸(443戸)に粉末消火器を配布してきました。
【これまでの防災訓練の様子~仮設住宅集会所前での消火器使用練習】
【これまでの防災訓練の様子~日中、家を守る主婦層の参加が目立ちます】
訓練最終日となった17日、消防署員とJENスタッフが各世帯を訪れ、消火器の使用方法について説明を行いました。地域の方と直接顔を合わせて消火器を手渡しすることによって、消火器の使い方だけでなく、季節の話や日常生活の話など、小さな会話が生まれていきます。
仮設住宅18か所での防災訓練を通して、地域の方たちからは「今まで戸建ての家にしか住んだことがなく隣に家族以外の人が住んでいることを意識していなかったが、この訓練のおかげで防災への意識が高まった。」などの声が多く寄せられました。
仮設住宅には、一人暮らしの高齢者が多く住んでいます。何か困ったことがある時は地域で助け合う「互助」の気持ちはもちろん、万一に備えた防災訓練はとても大切な意味を持っています。
===== ご報告 =============
平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。
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