「別人?!」
われらが海外事業部長のシリルが8月25日に、約半年ぶりにハイチを訪れました。今回の訪問の主な目的は、現在実施している事業の進捗確認や、次期事業形成、また、来年以降のJENによるハイチ支援の方向性決定のためです。
JENは井戸管理委員会を住民の方で結成してもらい、将来住民の方のみで井戸の維持、管理ができるよう、活動を続けています。
そんななか今回シリルが見てびっくりしたのは、JENの現地スタッフの成長ぶり。前回来た時と比べると、もう別人のようになっていたとのこと。
ここ半年で特に力を入れていたのは、事業地に住む方のキャパシティービルディング(能力強化・向上)とともに、現地スタッフのキャパシティービルディングでした。
一言でキャパシティービルディングと言っても、教育の行き届かないハイチでは簡単なことではありません。それでも彼らの可能性を信じて、根気強く駐在員のディミトリは彼らに接していました。
まずは自主性を持ってもらうこと。そして、自分たちで自分たちの力を信じられるようになること。最初はなんでもJENの駐在員に指示を仰いでいて、自分たちで考え、やるべきことを提案してくることはありませんでした。
それを徐々に彼ら個々の責任を増やしていき、今では現地スタッフが事業地の住民の方のキャパシティービルディングという責任を担い、うまくいかないと悩みながら、どうしたらよいか自分たちで話し合って考えるまでになっています。
現地スタッフたちはJENが今後ハイチを去った後もここに残り、ハイチの復興、発展に貢献します。
彼らが今後ハイチの方々にどんどん影響を及ぼしていくと考えると、とてもわくわくします。
====== ご報告 =============
平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。
これまで、JENの活動を温かくご支援くださいました、
支援者の皆様に、深く感謝申し上げます。
詳しくは、こちらへ
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