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2011年8月31日 (水)

牡鹿半島へ、新鮮な野菜を配布しました

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 牡鹿半島の中部に突き出す東浜(ひがしはま)地区は、竹浜(たけのはま)、牧浜(まきのはま)、狐崎(きつねざき)、鹿立(すだち)と福貴浦(ふっきうら)の5つの浜からなる漁村です。半島の沿岸部を走る幹線道路からさらに奥まったところにあるため、震災当初は道路が寸断されました。そのため、安全を確保しながら集落を目指すには、海側から近づくしかありませんでした。震災以前は100世帯400人ほどが暮らした集落も、今や80世帯260人ほどに減少しています。

 この集落とJENとの出会いは4月中旬でした。震災・津波の傷跡が色濃く、にもかかわらず、支援の遅れが問題だった半島に、悪路(5ヶ月後の現在も)、地図をたよりに調査に入ったことがきっかけでした。調査を進めるうち、東浜地区が漁業を生業としていること、半島に多数生息するシカの食害によって、畑作があまり行われていないことがわかりました。そこで、緊急支援として、東浜への野菜配布の支援を始めました。被災された方々の栄養の偏りを防ぎ、健康管理に重要な栄養のバランスのとれた食事をとってもらうためです。8月末時点で4回、配布を行いました。

第1回搬入7月15日(金) 85世帯分の青果物
第2回搬入7月25日(月) 85世帯分の青果物
第3回搬入8月10日(水) 80世帯分の青果物
第4回搬入8月22日(月) 80世帯分の青果物と280個の総菜パン

 配布する野菜は、石巻で被災された青果屋さんから仕入れ、搬入しています。また、第4回の搬入のときには、ご覧の通り、牡鹿半島内の自立支援施設でひとつひとつ作っている総菜パンも搬入しました。こうして、被災された地域の方へ直接物質を届ける支援だけではなく、地元業者の経済活動の復興のお手伝いとなるよう、事業を組み立てています。この時点で、一石二鳥を達成。

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 野菜を搬入するたび、地域の世帯数が減少しています。もとの生活が維持されなければ、物質的なアクセスが可能な内陸へ移住するしかない。人々にとっては苦渋の選択でも、これが被災地の現実です。ジェンは、「ここに残りたい」という人々がいる限り、アクセスの悪い地域の方が安心して暮らせるよう、必要とされる支援を届けてゆきます。

 この支援への調査と実施には、皆様からのご寄付のほか、環境ジャーナリストで、JENの活動をご支援くださっている枝廣淳子さん、システム思考の日本での第一人者、小田理一郎さんらにも応援していただいています。こうして、皆様おひとりおひとりのご寄付は、このように支援の届いていないところにも確実に、きめ細やかな支援を届けることに役立っています。

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その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、ジェン東京本部(03-5225-9352      end_of_the_skype_highlighting、担当:富田、浅川)までお問い合わせください。

 

8月 31, 2011 コミュニティ再建, 心のケア, 文化、生活、習慣, 東日本大震災, 生計回復・収入創出, 緊急支援 |

2011年8月29日 (月)

【泥だしボランティア報告】湊地区にて

期間:2011/8/12~8/25
参加者累計:2722名

今回も引き続き、湊地区の個人所有の事務所敷地内にて清掃作業を行いました。
家屋の泥だしなどと違い清掃範囲が広いため、想定外の繰り返し。なかなか進まないのですが、人の手でやらなければスタート地点にすら到達できないのです。

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<写真:広大な敷地>

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<写真:地道に進める>

付近には、水産加工場、製紙工場や合板工場などが立ち並ぶ日本でも有数の
工業団地が広がっています。

この一帯が被災したことで多くの方々が職を失っており、工業団地の復興なくして石巻の
復興はないと言っても過言ではありません。

泥だしや清掃作業は本当に地道な作業の連続です。

地元の人々の気持ちに寄り添いながら微力だけれどもこの活動を続け、まずは、復興のスタート地点をめざし、やがて復興へ向かう力強い一歩へと繋がっていけばと思います。

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<写真:ようやくスタート地点が見えてきました>

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平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。

これまで、JENの活動を温かくご支援くださいました、
支援者の皆様に、深く感謝申し上げます。
詳しくは、こちらへ

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8月 29, 2011 ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか), 心のケア, 文化、生活、習慣, 東日本大震災, 緊急支援 |

【コミュニティ・カフェ】なかやしきっさのボランティア

炊き出しから始まった中屋敷のコミュニティ・スペースが「なかやしきっさ」となってひと月。
4月後半から、継続してここにやってきて、地域のみなさんのお話し相手をしているボランティアチームがいます。

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そうです、現役の大学生チームです。

当初、このスペースで、お茶をだしたり、お話し相手になったり、支援物資の配布をお手伝いしたり、様々なお手伝いをしてきました。夏休みに入ると、近所の子ども達がやってきて、得意の(!)勉強を教えてあげているそうです。この日は、なかやしっきさの看板(いっぱいあるんですけど、またひとつ楽しそうなパネルが完成!)作りに、地域のおねえさんと慣れない工具を使っていました。

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なかやしきっさの活動を記録した沢山のアルバムの中にまぎれるように、ボランティア同士の交換日記がありました。

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これからも、学生ボランティアチームの活動は、続きます。

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8月 29, 2011 コミュニティ再建, 心のケア, 文化、生活、習慣, 東日本大震災 |

2011年8月28日 (日)

仮設住宅への物資配布:チームワーク

仮設住宅への日用品配布が佳境を迎えています。

当初、10,000世帯を建設予定だった住宅は、震災後5ヶ月の間に、その必要数が7,500世帯分にまで減りました。理由は様々です。

JENは、5月3日に最初の104世帯へ70品目の日用品を配布して以来、継続して全世帯への配布を行っています。その配布は、9月中にとうとう終了する予定です。

物資調達〜配布場所調整〜調達品配達〜配布準備(アッセンブリー)〜配布〜モニタリング

これが、物資配布の一連の流れです。

7,500世帯への配布には、配布場所の規模によって、20人から30人のアルバイトの皆さんが活躍しています。くわしくは、こちら

この日は、400世帯の住宅のうち、のこり100世帯への配布を行う、ということで、約20名が集まっていました。

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「集合!」
「はい!」

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「スタート!」
「わたし、1番いきます」
「わたし、2番いきます」
。。。

作業には、配布要員として活躍するアルバイトさんのみならず、物資を調達した業者さんも活躍。アイテムに不具合があれば、その場で修正、調整できます。

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物資を運んでくださった運送会社の運転手さんもまた、大活躍。「重いものを運ぶなら任せとけ!」と。そして、配布終了後は、遠いところから手前に向かって、順番に空の段ボール箱をトラックに積んでゆきます。

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100世帯への配布は、ものの1時間弱で終了しました。

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この後、アルバイトさん達は、次の配布準備のために倉庫に戻ります。そして、スタッフは、市への鍵の返却とモニタリングに立ち会います。

この段階では、まだ入居者にお会いする事はできません。新しい生活を始める入居者の引っ越しが落ち着いた頃、再び訪れてあらたなニーズの調査を行います。これも、配布のアルバイトさんの大切なお仕事です。被災を経験した者どおしのニーズ調査はとても辛いと、アルバイトさんは言います。だけど、やりたい、次は、いつやるの?と質問攻めにあいます。スタッフにとって辛いなと感じるときです。

スタッフとアルバイトさん、二人三脚がもたらす効果は数倍にもなります。

人々の生活再建のための本事業は、支援者の皆さまと、ジャパン・プラットフォームのご協力により実施しています。

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8月 28, 2011 仮設住宅, 心のケア, 東日本大震災, 生計回復・収入創出, 緊急支援 |

2011年8月27日 (土)

【泥だしボランティア報告】浦屋敷地区にて

8月26日、港にほど近い浦屋敷地区の個人宅にて、お皿を洗う、というボランティアを行いました。

「お皿を洗う?」

泥だし、がれきの撤去、家財道具を整理する。
これまでのボランティアでは、このような作業へ、精一杯の心の準備をして、
依頼主のお宅へ向かっていました。

なぜお皿を洗うのか、依頼主のおかあさんに聞いてみました。

「このあたりでは、1階が津波で流された家がほとんどで、2階で生活をしている
在宅避難者の方が多いのです。台所はほとんどの場合、1階にありました。なので
台所のものがすべて流された人がほとんどです。我が家の物置にあった引き出物などの大量の食器は、
幸い無事でした。この機会に、必要な人には自由に使ってもらえれば、とおもいました」

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依頼主の妹さんのご主人が中学校の先生で、その学校の生徒さんグループを連れて、7月にJENの泥だしボランティアに参加されました。以来、生徒さん達の間で連帯感が生まれ、とても活発になられたそうです。おかあさんから聞いた思いがけないエピソードに、とても感激しました。

お皿を洗う他にも、ボランティアはありとあらゆる作業を手伝います。時間の経過とともに、その内容も変化しています。幹線道路沿いは、随分と復旧してきていますが、一歩中に入ると、手つかずの場所が沢山あります。長引く避難生活に心身ともに疲れてきている方への心のケアのためにも、隠れたニーズ、取り残されがちなニーズを掘り起こし、復旧復興のお手伝いを続けてゆきます。


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平成23年度 外務大臣表彰受賞しました。

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8月 27, 2011 ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか), 事務所・スタッフ, 企業の皆さまからのご支援, 心のケア, 文化、生活、習慣, 東日本大震災, 緊急支援 |

2011年8月26日 (金)

秋はすぐそこ:牡鹿半島

もうすぐ震災・津波から6ヶ月が経とうとしています。

ジェンでは、8月21日から、牡鹿半島の仮設住宅の集会所を利用して、「おちゃっこのみ」を開催しています。

新しい家に引っ越してきたばかりの人々へ交流の場をもうけ、やがて笑い声の絶えないコミュニティが生まれることを願っています。

この小さな新しい集落が、石巻市内の住宅街で既にスタートしている「コミュニティ・スペース」のように活気づくには、どうすれば良いか?毎日牡鹿半島に通い、住民の声に耳を傾ける日々です。

さて、牡鹿半島へは、本土から橋を渡り、リアス式の美しい海岸沿いを目的地までひたすら走ります。

半島にわたると、直後に見晴らしの良いポイントがあります。
そこから本土側を見渡すと、この時間は干潮。にもかかわらず、海辺の水位はいまにもあふれんばかり。

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海岸沿いの道という道のほとんどが、こんな状況です。道は牡鹿半島に暮らす人々にとって、まさに「ライフライン」です。わたしたちにとってもライフライン。万が一の急な天候の変化と土砂崩れ、そしてなによりも余震に備え、向かわなければなりません。震災後5ヶ月後の今もです。

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満潮をむかえた小さな浜。

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秋は、すぐそこ。

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8月 26, 2011 コミュニティ再建, 仮設住宅, 心のケア, 文化、生活、習慣, 東日本大震災, 緊急支援 |

2011年8月25日 (木)

季節はずれのラベンダー

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9月も間近というのに、10メートル先からでもここだとわかる、ほのかで柔らかい香りを放っていた。

眼下では、クレーン車やダンプカーなどが列をなし、もはや歩く人はほとんど見かけない。
あの日で時間が止まったままの街。

植物が根付いている。この地がふたたび息を吹き返す時が近い、と思った。

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8月 25, 2011 心のケア, 文化、生活、習慣, 東日本大震災, 緊急支援 |

2011年8月23日 (火)

【仮設住宅】 初「お茶っこ飲み」を報告します @牡鹿半島

 仮設住宅への物資搬入が、9月いっぱいで終わりをむかえようとしています。

 JENでは、今後も仮設住宅入居者に対して長期的な支援を続けていくため、きめ細やかなニーズ調査を行い、住民の声にもとづいた活動を展開していきます。

 この日は、その第一回目。

 

牡鹿半島にある仮設住宅で顔合わせの「お茶(ぢゃ)っこのみ」です。

 

石巻で言う「お茶っこのみ」とは、近所のお家にお邪魔して、お茶と茶菓子や漬物をいただきながら、おしゃべりを楽しむことです。

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<写真:仮設住宅にある談話室>

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<写真:みんなで丸くなってお茶っこのみ>

 この仮設住宅には、周辺の異なる浜(地域)から入居者が集まっています。みな、出身地が違うのです。「お茶っこのみ」には、住民の約半分の人々が来てくださいました。

 

「こうやって、みんなで集まるのは初めて」と、久しぶりに唄や踊りも、少し照れながらも披露するおばぁちゃんたち。

 入居して1か月、少しづつ落ち着きも見えてきましたが、まだまだ震災発生時、避難生活の記憶が生々しく残り、当時の話しもぽつりぽつりと出てきます。にもかかわらず、今回、こうして集まったことで、住民のみなさまからは、

「自治組織を作っていきたい」、
「生活するうえでのルール作りをしていきたい」、
「みんなで裁縫などの手作業をしたい」

という意見がでました。

 帰り際には、「次回はいつくるの?みんなで何をしようかね~」と、私たちの訪問を楽しみにしてくれる声をいただきました。

 

私たちもこのつながりを大切に、サポートを続けていきます。

====== ご報告 =============

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8月 23, 2011 仮設住宅, 心のケア, 文化、生活、習慣, 東日本大震災, 緊急支援 |

2011年8月18日 (木)

地震「グドゥグドゥ」(※)から1年半 

デラジン・マリー・ルイスさん(以下Mさん)へのインタビュー

ジェンスタッフ:こんにちは。自己紹介をしてもらえますか?

Mさん:こんにちは。私は、グランゴアーブ出身のマリー・ルイスです。35歳で、妻であり、4人の子の母親でもあります。
グランゴアーブに住んで14年目になります。

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ジェンスタッフ:地震が起きた時はどこにいましたか。また、その後どうしましたか。

Mさん:地震発生時、私は自分の子ども2人と他3人の友達と一緒に家にいました。
 私は、2人の友達と台所にいて、突然大きな揺れを感じました。急いで家を飛び出し、子どもたちにも外へ出るように呼びかけましたが、子どもたちは家の奥に隠れてしまいました。

転びながらも子どもたちを外に連れ出し、幸い私の家にいた全員が無事でした。

私の家はそれほど被害が大きくなく、窓が割れただけでしたが、周りの家は倒れていて、人の叫びや悲鳴が聞こえました。

地震直後には着の身着のままで町を出て田舎の方に避難しました。それから3か月間、65―70家族と合同でテントの下で暮らしました。

余震は毎日続き、2時間ごとに来ることもありました。一度、いくつかの持ち物を取りに家に帰りましたが、長くはいることができませんでした。近所の家は何か月も誰も戻らず留守のままでした。

3か月後に私はやっと家に戻る決意をしましたが、ほとんどの人は帰るのを怖がり、また帰る家がなくなってしまっているという状況でした。

ジェンスタッフ:この地震で多くの知人は影響を受けましたか?

Mさん:首都のポルトープランスに住んでいた私の叔母さんと叔父さんはビルの下敷きなり、亡くなりました。
レオガンに住む友達も、同じく働いていた学校が崩壊し亡くなりました。

ハイチ全体で多くの犠牲者が出ましたが、私の住むグランゴアーブでは6人ほどが犠牲になったようです。

ジェンスタッフ:ハイチの今後の未来をどのようにお考えですか。

Mさん:まったくわかりません。ハイチの、特にリーダーが頼りなく・・・何も進んでいないように見えます・・・
正直わかりません。

ジェンスタッフ:地震直後にハイチ支援に来た国際組織のことをどう思いますか。

Mさん:とても良い支援活動をしてくれていると思います。

例えば、JENは生きるのに重要な水を提供してくれました。

そのほかにTerre des Hommesという団体は子供を助け、OIMという団体はキャンプに住んでいた人のために家を建て、Samaritan Purseという団体はトイレを設置してくれました。

ジェンスタッフ:あなたは何がハイチの復興を遅らせていると思いますか。

Mさん:そうですね、ハイチの教育施設の数の不足だと思います。

特に首都のポルトープランスでは多くの子供たちが路上生活を送っていて、学校にも通っていません。
そして、道はごみで溢れています。

基本的な衛生教育が必要だと思います。

(※):ハイチの人々は大地震のことを「グドゥグドゥ」と呼びます

8月 18, 2011 ハイチ |

2011年8月15日 (月)

【泥だしボランティア報告】掘ってはつめ、掘ってはつめ 土のう袋の山

期間:2011/7/29~8/11
参加者累計:2453名

今週の活動報告は、石巻市湊地区の清掃についてです。

 この地区は石巻の沿岸部に位置し、水産加工を中心とした工場地帯が建ち並んでいます。ほとんどの工場が壊滅的な被害を受けましたが、中には同じ場所での事業再開の準備を着々と進めている業者もあります。

 ジェンでは、そういった意志のある業者の方々が再開を果たせるように、まずは、ボランティアの力を総動員して、事務所や工場の再開準備のスタート地点にたてるよう、支援を行っています。

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<写真:5か月経った今もこの状態>


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<写真:靴もすっぽり埋まるほど>

 周辺の主要道路は整備が整い確保されていますが、未だにこの地域一帯には分厚い汚泥が山積しています。幹線道路を一筋入ると手つかず・・・、というたとえは、まさにこの地域のことです。

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 掘っては土のう袋につめ、掘ってはつめ、延々と続くこの作業。土のう袋が一日1000~1600袋ほど作られ、山積みになっていきます。場所や状況にもよりますが、家屋の泥だしは一日で100袋ほどなので、いかにこの現場が凄いのかが袋の数でもうかがい知ることができます。

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 真夏の暑さ厳しい時期ですが、ひたむきに泥だしを続けて下さっているボランティアの皆さん。最近では、風化の兆しがあるのか、報道で被災地の状況が取り上げられなくなってきている中で、平日ボランティアへの参加も減少傾向にあります。ですが、まだまだ手のつけられていないところがたくさんあります。

 建物の所有者にとっても、ようやく「やってみよう」という気持ちになられた方が、大勢います。そんな方からの依頼は、これからますます増えるでしょう。もう終わったのでは?とうわさされる中、このようなニーズを掘り起こすこともJENの役割です。

====== ご報告 =============

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JENでは、これからも柔軟にボランティアを派遣してゆく予定です。引き続きボランティアの参加協力を呼び掛けております。

9月のボランティア募集は、こちら

*ボランティア参加者のみなさん、ぜひ、感想をお聞かせください!
メッセージの送付先は、こちらへ info@jen-npo.org  件名「ボランティア体験記:参加日、お名前」

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8月 15, 2011 ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか), 心のケア, 文化、生活、習慣, 東日本大震災, 緊急支援 |

2011年8月 4日 (木)

コミュニティー動員作戦②

110804_7  JENのスタッフたちは今、トレーニングの第二弾で北部にあるPignon(ピニヨン)という町に来ています。ここはHOが1997年から活動している地域で、すでに住民で維持・管理している井戸がいくつもあります。

 実際にHOの活動を目にしたスタッフからは、管理方法などについてたくさんの質問が飛び交います。ですが、HOのもう一人のディレクターであるニールさんはこう言います。

「そういった技術的なことはあとからいくらでも解決法が出てくる。でも、一番大切なのは、3つの信条に基づいているかということ。
 1:透明性、2:義務・責務、3:説明責任。目先の小さいことに取らわらずに、この3つを追及するためにはどうしたらよいか、ということをいつも考えるように」

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 たとえば、水管理委員会の存在を住民が知らなければ、そこに透明性は存在しません。HOはコミュニティーに足を運び、どういった規則に基づいて水管理委員会が活動していて、月々の利用料はいくらで、規則をやぶった場合どういったペナルティーがあるのか、といったことをきちんと利用者が理解しているかテストをします。

 テストをパスしなければ、ポンプの修理・設置はしません。ちゃんと委員会が機能していることを確認してから実際の修理やポンプの設置を行います。

 今まで無料だった水が有料になり、月々50~100円程度の利用料を払わないといけいない。それだけでもほとんど収入のない家庭が多いハイチでは大きな出来事です。

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 住民たちに長期的に井戸を利用できることの重要さ、またコミュニティーが一丸となってみんなが困っている問題に取り組むことの効果を説明して、JENのコミュニティー動員活動は続きます。

====== ご報告 =============

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8月 4, 2011 ハイチ, 心のケア, 文化、生活、習慣 |

仮設住宅への支援物資配布、着々と進んでいます。

 仮設住宅への入居が、着々と進んでおります。

 石巻市の建設予定数7900戸のうち、7月末の段階でJENが行っている仮設住宅への生活用品支援物資配布は、約4500戸となりました。


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<写真:この日は、一気に292戸へ物資を配布する大変な一日でした>


 JENでは、地域の雇用促進につながるよう、この事業に係わる配布要員を、仕事として、石巻に住む方にお願いしています。

 今回この事業に携わっている尾形さんは、

 「自分たちの住む地域の復興にかかわる仕事が出来る。その実感が、何よりもうれしい。仮設住宅に入居した方が喜んでくれたらさらにうれしい」

と話してくれました。

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仮設住宅全戸完成までもう少し。まだまだ、作業は続きます。

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2011年8月 1日 (月)

【泥だしボランティア報告】十三浜にて

期間:2011/7/22~7/28
参加人数:2172名

 石巻市北上町十三浜の沢清掃です。
ボランティアさんによる地道な手作業の成果が、どんどん見えてきました。

P1010400 <写真:十三浜沢清掃初日>               

                           Img_8052 <写真:沢清掃6日目>

 多くのがれきを一つ一つ撤去していくと、津波で流れてきた泥や石、細かな木片がみえてきました。きれいな水が海に流れるためには、この泥もある程度取り除かなければなりません。

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 夏も本番になり、最近の作業は炎天下の中とてもつらい日々が続いています。そんな過酷な作業を黙々と続けて下さっているボランティアさんたちと、今日は沢の上流でスイカ割り!

Img_8415 <写真:きれいな上流の水でしっかり冷やして>

Img_8437_3<写真:スイカ割り!>

Img_8431_4  <写真:涼みながらスイカを食べたり会話を楽しんだり。ゆっくりとした時を楽しむ>

 作業の手を休め視界を広げれば、本当に美しい景色が広がっていました。
 

 あの日が来るまでは、どこまでも強く美しく、人々を支えていた場所だったのだろう。目の前の自然は、人々に癒しを与えもするし、悲しい想いも運んでくる、人は自然には勝てない。

  あらためて、深く感じた瞬間でした。

  しかし同時に、一度壊れた自然が自らの力で元に戻ろうとする時に、私たちは今までの恩返しとして少しでも手助けをすることが出来るのではないか。

 「守る」などという大きなことは言えませんが、私たちが行っている作業の意味を再確認し、これからもこの気持ちを忘れないように関わっていこうと思いました。

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緊急募金を受け付けています。

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○郵便振替口座 00170-2-538657
 
口座名 JEN

 
通信欄に「東日本大震災」と記載ください。


○クレジットカード:http://bit.ly/c7R8iA

 
プルダウンメニューから「東日本大震災」をお選びください。

その他、銀行へのお振り込みに関しては、恐れ入りますが、ジェン東京本部(03-5225-9352      end_of_the_skype_highlighting、担当:富田、浅川)までお問い合わせください。

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8月 1, 2011 ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか), 心のケア, 東日本大震災, 緊急支援 |