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2011年6月29日 (水)

【コミュニティ・スペース】 織物教室@中屋敷地区

6月22日、中屋敷にあるコミュニティ・スペースにて織物教室を開催しました。

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<写真:中屋敷にある中島産業さんのスペースをお借りして>

 中屋敷は、石巻市の南西部に位置した海にほど近い住宅街で、2M弱の津波の被害を大きく受けた地区です。近くの海沿いには工業地帯があり、大量の泥に混じって様々なものが流れてきました。

 津波から4カ月、地域の人々はかろうじて住むことが出来る二階部分へ避難している場合もありますが、建築制限がかかっているために定住を決められず、親戚、知り合いの元へと避難場所を移す方もでています。

 JENは、
3月下旬から、ここで炊き出しを行ってきました。公民館や周辺のスーパーなどのお店も被災し利用できない状況下で、在宅避難をしている方や、自宅の片付けをしに戻ってくる方々が、昼間ひとやすみのために立ち寄り、温かいご飯をお腹いっぱい食べ、再び自宅の片付けに戻っていかれていました。その後、炊き出しのみならず、この地域の物資配布の拠点として利用し始め、改修を施し、集会所のような機能を整えました。「コミュニティ・スペース」のスタートです。 

 ここでの本格的な炊き出しは、7月中旬で終了します、場所の閉鎖ではなく、地域の人びとが気軽に寄り合い交流できる場として活用していただけたらと思っております。

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<写真:織物教室の様子>

 さて、コミュニティ・スペースとなったこの場所で、織物教室が再開しました。震災前からずっと行われてきたもので、地域のお母さん方の憩いの場でした。震災後初めての教室は、親しい友の無事を確かめあい、久しぶりに会えた喜びであふれていました。


一緒に機音をならしながら、今後の楽しみを話し合います。

「最近配給で缶詰多いでしょ。味に飽きてきてるから、缶詰をアレンジした簡単お料理教室なんてどう?」
「それならフライパン一つと、ガスコンロだけを使って出来たら、今後役立つかも」
「織物でいったら、これから暑くなるし、薄手のショールを作りましょう」

人が集まり言葉を交わすことで生まれるものがたくさんあります。震災後ふさぎがちだった気持ちに明るい光が差し込んだ、素敵な一日でした。

今後もコミュニティスペースを活用し、楽しい企画がどんどん行われます!


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 (豆知識)この写真は、2005年ベオグラード(セルビア)でJENが実施していた「コモンルーム」の様子です。ご家族を紛争で失ったお母さんたちが定期的に集い、紛争前から行っていた織物を再び始められるよう、支援させていただきました。JENの旧ユーゴでのコミュニティ支援について、詳しくは、ここをクリック


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6月 29, 2011 東日本大震災心のケアコミュニティ再建 |

2011年6月27日 (月)

【泥だしボランティア報告】 百か日、合同慰霊祭にて

期間:2011/6/17~6/23
参加者数累計:1499名


 震災から百か日を迎える6月18日に、石巻市では、合同慰霊祭が行われました。

 渡波・湊地区の方々がその会場となる総合運動公園に向かう際に通る、国道398号線をきれいにしようと、石巻で活動する個人ボランティア、団体ボランティア等約300名が一斉に集い、清掃作業を行いました。

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<写真:始動式には大漁旗が>


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<写真:一斉に、意気を高めるかけ声!>

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<写真:道路わきの泥をかきだす>

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<写真:土のうにどんどん入れていく>


 このような大人数で作業したのは、今回がはじめてです。今まで、場所は違えど、同じ思いで被災地の為に力を尽くしてきた仲間たち。この日だけは、声の届く範囲で、心強さを肌で感じながら作業に当たりました。

 震災がなければ、出会うことがなかった仲間たち。もちろんこんな災害、一生起きなくていい。起きないでほしい。

 でも、石巻を、宮城を、日本を、“想う”気持ちを持った人たちが、こんなにも大勢集まったのです。復興までは、まだ長い道のりが続いています。あきらめず、くじけることなく、同じ方向を見ている仲間を信じて進むしかないと、この日、きれいになった長い道を目の前に、強く思いました。

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6月 27, 2011 緊急支援文化、生活、習慣東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケア |

2011年6月23日 (木)

地域コミュニティの発展に向けて

 ハイチでは未だ飲み水や電気、教育、医療など生活における基本的なサービスが不足しています。地元政府は、地域コミュニティを活性化させようと、村々に水管理委員会の設置を奨励し始めました。

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 ハイチにおける安全な水へのアクセスについては、以前から国際団体や地元団体が様々に取り組んでいましたが、長く続いたものはあまりありません。ある国際調査団によると、地震の被害の有無にかかわらず、昔建設された井戸で現在使うことができるものは全体の約半分だけでした。

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 水管理委員会の設立は、地域住民が飲み水へのアクセスを自分たちで維持するための第一歩です。委員会のメンバーは地域の中から選ばれます。委員会は様々な問題を地域の人々と話し合って決定していき、さらに水施設の運営を継続維持させるために水の使用料金を回収する仕組みを作ります。

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ジェンは、このように地元住民が自立し、資源を維持していく力を持てるように、縁の下の力持ちとなって水管理委員会の成長をしっかりサポートしていきます。

6月 23, 2011 ハイチ |

ボランティア体験日記5: 復興の細かい部分

~ どっちも必要、大きなかじ取りと小回りのきく活動と ~ byRT

6月15日、ボランティア活動に参加してきました。

 この日の作業は、とあるお宅が所有するビニールハウス4棟内の、海水をかぶってしまった土をかき出す作業でした。

 ほ場が海水をかぶると、作付を行っても塩害が発生する可能性が高いのだそうです。スコップで土を削り取り、土嚢に詰め、ハウスの外へ運びだしました。土嚢はおそらく百個以上、もしかしたら数百にも及んでいたかもしれません。少し蒸すハウス内での作業は、参加者の中で最も若い10代の青年でさえもヒーヒーいう作業でした。この日は、個人参加の11名と、企業の社員ボランティア、総勢30名程で作業を行いました。朝9時過ぎから15時半頃まで、途中1時間の休憩をはさみ、正味5時間ぶっとうしで無事に全てを終えることができました。

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 ボランティアへの参加を決意する前に、JSC主催の「東北ボランティアへ行こう、行く前に」という報告会に参加しました。この時、JENの木山さんがボランティアについてこうおっしゃっていました。

「ガラスの靴をもって、その靴にピッタリ合う人を探すようなものだ」

 当初「こんなひ弱な女が1人行って、何の役に立つのだろうか、足手まといにならないだろうか」と不安だった私に、現地でのボランティア活動の参加を決断させてくれた言葉でした。ニーズは様々であるからこそ、1人ひとり、出来る人が出来ることで支援する。それでいいんだと思った言葉でした。

 現地で実際に目にした瓦礫の山々に、国が復興に向けて動き出さなければ解決しない問題が山積みであるように思いました。大きな問題の裏には、細かい部分の支援を必要としている方々がまだまだ潜んでいるようにも思えてなりませんでした。特に年配の方が多い東北地方です。気力も体力もギリギリの中「さぁ、立ち上がろう」とする時に、踏み出す初めの一歩に手を貸せる、細かな要望に答えられる「小回りのきく」ボランティアのニーズこそがまだまだ必要なのではないかと感じています。

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JENは、石巻の渡波に無料で宿泊できる拠点(通称:渡波ウス)を持ってます。食料、寝袋、ボランティア活動を行うための十分な装備があれば、(一部貸し出してくれるアイテムもありました)後はそこに向かうだけです。

 就寝する部屋は男子、女子と分かれているので、女子でも心配は無用です。トイレも完備されていますし、水もあり、ガスコンロも利用できます。近くにはコンビニエンスストアや温泉もあります。また、震災から3ヶ月経ち、支援活動のプロでなくても、それほどの危険を侵さずに活動できる状況になってきているようにも感じました。

 ここに偶然にも同じ時期にさまざまな場所から、それぞれの思いを胸に集まった人たちとの交流も良いきっかけ、経験になりました。

 色々な形での支援がありますが、時間や体力が許す限り、今後も直接関わって行きたいなと強く感じております。

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6月 23, 2011 緊急支援文化、生活、習慣東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケア |

2011年6月21日 (火)

【子どもたちへの心のケア】じっくりと向き合う、集中!

 6月16日、石巻市の牡鹿半島にある東浜小学校で、イギリスから来たブリティッシュヨーピアン・デザイングループの皆さんが人形作りのワークショップを行いました。

 東浜小学校は牡鹿半島の中間に位置し、北・西・南が海に面する自然豊かな学校です。
学校は高台にあるため津波の直接的な被害は受けませんでしたが、児童の家々が並ぶ地域は、甚大な被害を受けました。

P1000801 <写真:どの人形を作ろうか、話をきく子どもたち>

 ブリティッシュヨーピアン・デザイングループは、今回の震災をうけ、このプロジェクトを立ち上げました。

『イギリスから愛を込めて。Give-a-Smile Toys Project―みんなで作ろう、笑顔のおもちゃ―』

のスローガンのもと、日本の子どもたちが笑顔になるよう人形のデザインを手がけました。人形をただ与えるのではなく、子ども自らが作ることによって“楽しく何かを創造できる機会を与えたい”という想いがつまっています。

P1000848 <写真:今回初めて針をさわる子も。動じず、躍動的な針づかい!>

 24名の全校生徒のなかには、針を触ったことがない子もいます。そんな中で、みんなすごい集中力です。先生にも手伝ってもらいながら、90分の時間をいっぱいにつかい、なんとか作品が完成しました。

P1000877 <写真:思いがぎゅっとつまった作品>

角田研校長は、
「今まで、物質的な支援をしていただいたり何かを見たりの、子どもたちが受け身になる支援が多かった。これからは震災うんぬんではなく、こういった様々な人と出会い学べる素晴らしい機会ととらえ、子どもたちの知的財産にしていきたい」

と、今回のワークショップを振り返ってくださいました。

 子どもたちへの心のケアは、大人以上に、このような「集中できる楽しい作業」を組み合わせます。様々な楽しいアクティビティを組み合わせ、じっくりとむきあってゆくために、長期にわたるサポートが大変重要なのです。


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6月 21, 2011 緊急支援教育支援東日本大震災心のケア |

2011年6月17日 (金)

【泥だしボランティア報告】きれいにすること、衛生状態を保つこと

期間:2011/6/10~6/16
参加人数累計:1356名

今週は中浦地区のお寺の掃除です。

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<写真:お寺敷地内の池に津波によって泥が。バケツリレーでたまった水を外へ出す
作業>

 一度たまってしまった水は約3ヵ月の間ずっとこのまま、ボウフラなどの幼虫や細菌の繁
殖につながります。水を外に出し終えたら、底にたまった泥もかき出し土のうにつめて処
理します。

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<写真:お墓のようす>

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<写真:お墓の敷地内に入った泥を出す作業>

津波は、お墓をなぎ倒しました。墓石を元の位置に戻す作業は専門の業者が行いますが、
泥をかぶっているお墓や周辺の細かな掃除は、ボランティアの手で行いました。

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<写真:お寺の中のようす>


泥をかぶった写真や資料を、一枚一枚丁寧にふき取り整理します。

今回のように、一つの場所で様々なニーズがあるケースも多く、作業には時間と根気を要
します。こちらのお寺での清掃作業は、一日平均20名前後のボランティアが行っていますが、今後もまだまだ続く予定です。


6月 17, 2011 緊急支援東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケア |

2011年6月10日 (金)

【泥だしボランティア報告】 果てしない作業、だからこそ人手が必要

期間:2011/6/3~6/9
参加人数:1192名

今週は渡波地区、民家周辺の側溝掃除です。

P1000338 <写真:側溝の様子。3ヵ月ほどたった今も泥とゴミでいっぱい>

家屋の泥だしが進んでいる地区でも側溝は泥とゴミで埋まっています。なので、雨が降ると下水が逆流し溢れ出たという報告さえあります。

なので、梅雨に入る前までに水路の確保が急務です。

Img_7586 <写真:ふたを一つずつあげていく。重さは約20kg>

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<写真:かき出した泥は土のう袋に入れていく>

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<写真:泥を出し終えた側溝には石灰をまいて消毒します>

側溝の掃除は、天候や場所の状況にもよります。一日約500mを30人程のJENボランティアが一斉に作業にあたります。重いコンクリート製の側溝のふたを一つ一つ手作業で開け、濡れた泥をかき出す作業は容易ではありません。

作業を終え疲れ切ったボランティアのもとに、近所の子どもがかけよってきました。

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<写真:手作りのお礼カード>

家の周りをきれいにしてくれてる人たちに、自分たちは何が出来るだろう?と、兄弟で話し合い「お礼カード」を作ることになったそうです。

こういった暖かい心の交流も、外からやってくるボランティアにとっては明日への活力につながるのでした。

***

<泥だし・がれき撤去にあたるボランティアへの注意事項>

―日射病対策―
・作業時間、休憩の取り方
 休憩はこまめにとりましょう。作業を1時間行ったら10分の休憩、次に50分の作業、10分の休憩という風に作業時間を短くしていきましょう。
・持ち物
 塩分、水分をこまめにとるようにしましょう。塩、うめぼし、水を持ちましょう。
(石巻市社会福祉協議会より)



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6月 10, 2011 緊急支援東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか)心のケア |

2011年6月 9日 (木)

楽しみながら衛生教育

  レオガン市内で行っている衛生教育の様子を見に行ってきました。

 今日はPetit Mignon(ペティ・ミニヨン)という幼稚園で、ユニセフが作成した衛生教育の短編映画を上映します。すでに先生たちに対しては衛生教育指導を行っており、子どもたちの衛生に関する知識は増えたようです。

 小さく仕切られた教室は、屋根はあるものの壁の上部は仕切りがなく、隣の音が聞こえてきます。壁は3方しかなく、入り口にあたる壁は存在しません。そこをブルーシートでふさぎ、映画が見やすいようにします。

 子どもたちが着席したところで、JENの現地スタッフが子どもたちに質問します。
スタッフ:「手は何で洗うの?」
子どもたち:「石鹸!」
スタッフ:「どうやって洗うの?見せてくれる?」
子どもたちが手を挙げて、スタッフに手洗いの仕方を見せてくれます。そして、スタッフが手洗いの歌を歌おうと呼びかけます。手振りを交えてみんな大声で歌いながら、少しずつ歌のスピードが速くなるのがハイチ流。子どもたちはとてもよく歌を覚えていました。

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 次に、スタッフはこれから衛生に関する映画を上映すると伝えます。その時に気を付けることは・・・
スタッフ:「どこを開く?」
子どもたち:「耳!」「目!」「頭!」
スタッフ:「頭を開くのはちょっと難しいかな・・・」と苦笑い。
みんなで大笑いしてから上映会が始まります。30分程度のこの映画は、映像とアニメーションで構成されており、ハイチの主言語であるクレオール語でナレーションが入っています。子どもたちは特にアニメーションがお気に入り。みんな目をキラキラさせて映像に見入ります。

 昨年10月から始まったコレラの蔓延。今年2月には一旦感染報告数が減ったものの、ハリケーンシーズンの開始に伴い増加傾向が見られます。子どもたちはここで学んだ知識を家庭に持ち帰り、両親や兄妹に伝えてくれます。家族全員が健康な生活を送れるよう、支援者の皆さまと、JICAや八千代エンジニヤリングとの協働で活動を続けていきます。

6月 9, 2011 ハイチ |

2011年6月 6日 (月)

【泥だしボランティア報告】 ボランティア1000人突破しました!

期間:2011/5/27~6/2
参加人数累計:1037名

 今週は、牡鹿半島の荻浜小学校脇にある沢のがれき撤去が主な作業でした。ここは災害前、子どもたちが沢遊びをする遊び場になっていました。いつも当たり前のように美しい水がさらさらと流れる沢に、津波によってがれきが押し寄せてきたのです。

110603_104613 <写真:小学校脇の沢。海から濁流とともにがれきが>

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<写真:大まかに分類し、重機が入りやすい道路沿いへ運ぶ>

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<写真:途中、「Are you OK?」と声をかけた瞬間、三輪車からこぼれ落ちる!
「You are Hero~!」大変な作業の中、初対面のボランティアさん同士の交流も>

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<写真:毎日来てくれる大勢の大人(外国人!)たちに驚きながらも興味津々。地域の人たちとのコミュニケーションも>

 JENがこの沢の作業を担当してからは、毎日約20名のボランティアさんが来てくださり、5日間かけて撤去作業を行いました。足元が滑りやすく、流れてきた木材等も水分を含んで重いため作業は難航しましたが、みんなで声を掛け合いながら無事作業を終えることが出来ました。

 余震が続く中、がれきを撤去しても以前のように安心して遊べる沢に戻っていないのが現状です。ただ、一日も早く目の前から災害の爪痕が消えることが目標です。

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6月 6, 2011 緊急支援文化、生活、習慣東日本大震災ボランティア派遣(泥だし・漁業支援ほか) |

サッカー少年大集合!

~岡田元代表監督のサッカー教室~

 6月4日(土曜日)、鹿妻(かずま)小学校は、わくわく感とドキドキ感につつまれていました。始まる2時間も前から体をあたためていた子どもたち。日差しが強く暑い一日だったので、バテないかな?と心配でしたが、駆け足で岡田監督が校庭に現れた瞬間、歓声が湧き上がり子どもたちの疲れも吹っ飛びました。

 簡単なあいさつの後、元Jリーグ監督城福さん、元Jリーガー黄川田さん、権東さんも加わりさっそく岡田監督によるサッカー教室スタート!

 石巻のサッカー少年団4チームが集まっての合同練習です。まずは、チームワークを作るためのレクリエーション。

Rimg3373_low <写真:レクリエーションでももちろん真剣>

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<写真:2人でボールを運ぶ。なかなか難しい~>

ボールとも仲良くなったところで、さあ、大人数で大サッカー大会!

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<写真:元Jリーガー黄川田さんも真剣勝負中>

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<写真:集合写真を撮るとる時も、岡田監督はしっかり厳しく指示「ほら、そこ!」>

 子どもたちの岡田監督を見つめるまなざしは、真っ直ぐでキラキラしていました。終始和やかに、また叱るときは真剣に、岡田イズムが校庭の隅々まで行きわたった素晴らしいサッカー教室でした。

 サッカー教室の後、近くにあるJENのコミュニティーカフェ「鹿妻茶屋」へ。地域の方がいれてくださったコーヒーをいただきながら、被災地の状況やJENが行っている現在の活動をお話させていただきました。

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<写真:「ここまで津波きたの!?」>

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<写真:自治会長さんのお話しを聞く岡田監督>

 被災地のことを震災・津波直後から真剣に思い、考え、アクションにつなげていらっしゃる岡田監督。サッカーが持つ力、これからの日本についてなど、大きなビジョンをお聞かせくださいました。感動の余韻にひたりつつ、石巻の片隅での熱い熱い一日は幕を閉じるのでした。

*「KICK OFF未来」サッカー教室は、ジャパン・フラットフォームの協力を得て開催しました

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2011年6月 1日 (水)

【泥だしボランティア報告】より複雑になってきた泥だしのニーズ


期間:2011/5/20~26
参加人数累計:875名

先週に引き続き、JENの泥だしボランティアは渡波地区、牡鹿地区の2ヵ所で行っています。

泥だしボランティアは開始から2ヵ月がたちました。最近のニーズは、避難先から帰宅された方の家屋の泥だしや、以前に活動したところへの再ニーズも出てきています。また、歩道上のがれきの撤去も進んでいて、側溝掃除が可能になりつつあります。ただし、公道に関しては市役所の道路課が行う方針を打ち出したので、JENでは個人宅間の側溝掃除を進めるため、現在市役所から預かった下水道台帳をもとに、作業可能な箇所を選定しています。

Rimg3340_20052011_low(写真:牡鹿半島での水路掃除の様子)

足場の悪い場所での作業は危険が伴います。重機でしか取り上げられないものもありますが、細かながれきやゴミは人の手によって取り除かなければなりません。

どうすれば安全にかつ効率的に作業を進めていけるか、互いに声を掛け合いながらこのような作業は延々と続いていきます。

P1000196_20052011_low(写真:がれき一時置き場)

集められたがれきは、このような仮置き場に運ばれ積み上げられていきます。石巻市のがれき量は、宮城県全体の3分の1を占める膨大な量です。仮置き場に適した平らなまとまった場所の確保は、仮設住宅建設が優先的に行われる現状では、困難な状態が続いています。

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