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2010年7月29日 (木)

8ヶ月間で二度も被災者に?

 ハイチは、とても悲しい歴史と致命的な出来事のために、世界で最も貧しい国の一つとなっています。ハイチの貧困層は、いつの時代もハリケーン、洪水、地震、そして政治的紛争や暴力によって何度も被害を被ってきました。

 ハイチは自然災害という観点から見て、とても傷つきやすい国です。2004年にはハリケーンや洪水によって3000人以上の人が亡くなりました。2008年に襲ったハリケーンでは、80万人もの人が被害を受け、400人以上が亡くなりました。こういった災害は人々に直接的な被害を与えるだけでなく、この国の経済にも影響を与え、常に問題を抱えています。ハイチの人々は農業に専念することができません。そして、史上最悪の災害は2010年1月に起こった地震です。主要な都市であるポルトー・プランスやレオガン、プチ・ゴアーブはその80%が破壊され、経済は壊滅状態になりました。30万人以上の人々が亡くなり、何十万人もの人が家を失いました。
8月からハリケーンシーズンが始まりますが、地震からわずか6ヶ月しか経っていません。来たるハリケーンシーズンは過去最悪のものになるだろうと言われています。キャンプに住んでいる人びとの多くは、ハリケーンのもたらすリスクを知っているので、家の再建をしようとせず、劣悪な条件下でそのまま暮らすことを望む傾向にあります。たった8ヶ月の間に、二度も被災者になりたくないのです。

 ハイチの復興のためには、まだまだ支援が必要です。ハイチがより良くなることを共に願いましょう。この世界に不可能なことはないのですから。

7月 29, 2010 ハイチ |

2010年7月22日 (木)

先生たちの活発な防災ワークショップ

100722_dscn4845s  先日行われた、教師向けの防災教育ワークショップをご紹介します。このワークショップは、先生たちが防災教育の方法を学ぶことで、今後継続的に子どもたちに防災の大切さを教えることができるようになることを目的としています。

100722_dscn4854s_2  ワークショップは4日間ある村で行われ、周辺の村からの教師も含め26名の参加がありました。最初は遠慮がちで、人見知りをしていた先生たちも、2日目からは積極的に意見やアイデアを出し合い、非常に活発なワークショップとなりました。そして「とてもいいワークショップなので、ぜひ他の村でも開催して、先生たちに防災教育を教えてほしい」との感想が聞かれました。

100722_dscn4910s  また、我々ジェンのファシリテーター側も思いつかないような教師らしい提案がたくさんあり、刺激的で創造的なワークショップになりました。このことはジェンとしても驚きであり、貴重な経験になりました。

 各村1-2名の教師たちは、普段は村から出ることや、離れている他の村の教師と交流することはありません。このようなワークショップが開かれ交流することで、今後の教師同士の情報交換や相談などが活発になることも期待できそうです。100722_s

7月 22, 2010 ミャンマー, 防災訓練・教育 |

2010年7月15日 (木)

励ましてくれるもの~1番人気はブラジル、2番はアルゼンチン~

 巨大な地震がハイチを襲い、20万人もの人びとが亡くなったのはついこの間の話です。数えきれないほどの人びとが家を失い、受け入れてくれる家がある人びとはそこで仮住まいを、そのほかの人びとは1200ほどある仮設キャンプ場で避難生活を強いられています。毎日、被災者の人びとがいかに困難な生活を送っているかを目の当たりにしながら、支援活動を行っています。

 このような状況にあるハイチの人たちを大いに励ますイベントが、サッカーワールドカップでした。ワールドカップの試合が始まる時間になると、バスや車のラジオなど街中のいたるところから大音量の実況中継が聞こえてきます。自分のラジオを持っている人はラジオ片手に歩いたり仕事をしたりしています。一番面白いのは、お店やレストランにあるテレビの周りに大勢の人たちが集まっている光景です。自分のお気に入りのチームがゴールを決めるたびに、サポーターの人から大歓声が上がります。

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 ハイチの人のあいだではブラジルが一番人気で、アルゼンチンが二番目に人気です。JENは試合後に町中がにぎやかになるのを見ながら、治安に気を配りつつ活動していました。そして今、さらに人びとを勇気づけることができるような事業を計画しています。

7月 15, 2010 ハイチ, 文化、生活、習慣 |

2010年7月 8日 (木)

村人も毎日チェック

 ボーガレ郡タヨーチャウ村とグウェチャウンジー村での避難所兼小学校の建設が進んでいます。様々な問題が生じましたが、ようやく建設が軌道に乗り始めました。今は雨季のため、一日で大量の雨が建物内や周辺に溜まります。毎朝、水を出す作業から作業を開始しなければなりません。
 建設に参加できる住民は少ししかいませんが、それ以外の住民たちも興味深々で毎日現場を見に来ます。彼らは建設の素人ですが、どういう建物が頑丈か、手抜きせずきちんと作っているかは分かります。現在の基礎部分の構造を見て「こんな堅固な建物を見たことがない。基礎の部分だけでも教室がいくつもできるほど大きくて立派なのに、ここに砂を埋めるなんて」と驚いています。
 住民たちが毎日現場に来てくれるので、建設会社の作業員も張り切っています。村人たちは、この頑丈な建物ができあがれば、万が一またサイクロンなどの災害がやってきても避難できる場所がある、と安心しています。

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コンクリートの柱の先端部分が2階の床になり、そのさらに上は屋上になります。地上階の高さは、地面から約1.8mほどあがっています。

7月 8, 2010 ミャンマー, 学校建設 |