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2010年5月11日 (火)

ゴトン・ロヨンの精神

Img_6991_low_2パダン市街から2時間、山に向かい、1本道をひたすら西に進んでゆくとリマ・コト・ティモール郡に到着します。山間いはバリよりもスケールの大きいライステラス、平地には熱帯地域特有の10Mは軽く越すほどの背丈のあるココナツが道を囲むのどかな農村地帯です。JENが最初に緊急支援物資配布を行った村、クドウ・ガンタン村の村長さんにお話をうかがいました。

「地震で村の家は100%破壊されました。被害の大きさはさまざまでしたが、皆、初めて体験する地震という恐ろしい災害によって大きなショックを受けました。

地震後、すぐにJENがやってきました。そして、私に住民のリストを作ってください、と言いました。村長として、村の住民リストを管理していましたので、即座にリストを手渡しました。Img_7005_low

JENは、優先順位の高い家族から、がれきを取り除くキット、5世帯に1つ一輪車などの什器のセットを配布する準備をしてくれました。私たちには、『ゴトン・ロヨン(共に働く)』という隣人を支え合う習慣がありました。たちまち、村人は、互いの家のがれき撤去を始めました。今は一段落ついたので、自分たちで家の再建を行っています。これらツールは、あのときJENが配布してくれたものです。Img_7007_low

村人の間では、時折り小競り合いがありますが、自分が中に入って解決してきました。しかし、地震直後の状態は、自分ではどうにもできない事態でした。そんなときに受け取ったツールは、すべてを失った私たちに希望、そして私たちが本来もつパワーの半分を与えてくれました。あとの半分のパワーは自分たちでなんとかしなければならないものです。

この地震では、(1)困っている人を助けること、(2)食糧を貯蓄すること、(3)そして、村人、教師、行政がひとつになって支え合うことの大切さを身をもって学びました」Img_7008_low

5月 11, 2010 インドネシア スマトラ沖緊急支援, 支援物資配布, 文化、生活、習慣 |