におい
街を走っていると、ふと鼻につく「臭い」が2種類あります。どちらもいい「香り」ではありません。
1つは死臭。残念なことに、被災から3週間、犠牲者の遺体は瓦礫の下に埋もれたまま。常夏のハイチの太陽の下で、遺体の損壊が進んでいます。窓を開けていると、よくふとこの臭いが漂ってきます。あたりを見渡すと、必ずといっていいほど、完全に崩壊したビルがあります。
もうひとつは汗や汚物の臭い。被災者の方々が避難生活を続けるキャンプ周辺では、必ずといっていいほどこの臭いがします。これまで主に医療活動、物資配布や食料配布が支援の中心となっていることから、衛生面は悪化する一方だとも聞いています。
いっぺんに全てのキャンプにおいて全ての分野の支援をすることはとても難しいことではあります。しかし、近くにいると、詳細な調査などしなくてもニーズが山積みなのが痛いほどわかり、いち早く被災者の方々の生活環境が改善されることを願わずにはいられません。


