一杯のコーヒー
スタッフの奮闘なしでプロジェクトを成功させることはできません。現地のスタッフは一日8時間労働の契約ですが、時間通りに帰宅するスタッフはほとんどいません。それは仕事量による強制的なものではなく、自分たちの国の地震被災者のことを想うと働かずにはいられないからです。彼らにとって残業は苦にならないのです。あるスタッフは、災害や家屋の崩壊のことを思うと眠ることができないと口にします。
JENのスタッフはほぼ毎日、プロジェクトの現場に出向きます。建設のモニタリングをする者もいれば、学校の子どもたちに衛生ワークショップや防災ワークショップを行う者もいます。パダンから現場までは80キロあるため、一日に160キロも移動しています。
到着してから一杯の温かいカプチーノを飲むのはなかなかいいものです。JENのスタッフは、おいしいカプチーノ1袋とミルクを買っています。それぞれが自分のコーヒーを淹れ、日頃の問題や成長を話し合うのです。事務所内は禁煙なので、煙草を吸うスタッフは事務所の屋上やバルコニーでコーヒーと煙草を楽しみます。
2月 25, 2010 事務所・スタッフインドネシア スマトラ沖緊急支援 | Permalink