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2010年2月25日 (木)

一杯のコーヒー

 スタッフの奮闘なしでプロジェクトを成功させることはできません。現地のスタッフは一日8時間労働の契約ですが、時間通りに帰宅するスタッフはほとんどいません。それは仕事量による強制的なものではなく、自分たちの国の地震被災者のことを想うと働かずにはいられないからです。彼らにとって残業は苦にならないのです。あるスタッフは、災害や家屋の崩壊のことを思うと眠ることができないと口にします。

100225_hygiene_workshop  JENのスタッフはほぼ毎日、プロジェクトの現場に出向きます。建設のモニタリングをする者もいれば、学校の子どもたちに衛生ワークショップや防災ワークショップを行う者もいます。パダンから現場までは80キロあるため、一日に160キロも移動しています。

100225_staff  到着してから一杯の温かいカプチーノを飲むのはなかなかいいものです。JENのスタッフは、おいしいカプチーノ1袋とミルクを買っています。それぞれが自分のコーヒーを淹れ、日頃の問題や成長を話し合うのです。事務所内は禁煙なので、煙草を吸うスタッフは事務所の屋上やバルコニーでコーヒーと煙草を楽しみます。

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2月 25, 2010 インドネシア スマトラ沖緊急支援, 事務所・スタッフ |

2010年2月18日 (木)

競い合って建設

 日本の皆さまと故清原様のご遺志によって進めているサイクロンシェルター兼小学校の建設は、建設会社との契約が終わり、現在、基礎に使う資材の搬入と、基礎のための深さ約2mの掘削作業を、村人とともに行っています。

 グエチャウンジー村とタヨ―チャウ村という2つの村でほぼ同時に工事を開始しましたが、進捗には違いが出てきています。遅れにはさまざまな原因がありますが、一番大きいのはやはり、コミュニティのまとまりだと思います。学校登録のための書類作りにおいても、グエチャウンジー村では早く、タヨーチャウ村では建設と同じように遅れてなかなか完成できません。

 しかしながら、タヨーチャウ村の人びとに、もう一方の村の進捗状況を写真などで伝えると、頑張り始めます。彼らのプライドをうまく刺激すると、競争力へと変化するのです。 

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グエチャウンジー村の様子

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タヨーチャウ村の様子

 ジェンはこれからも村人を励ましながら、雨季が本格化する前までに学校建設の目途が立てられるよう、村人・建設会社・ジェンの3者が協力し合いながら、事業を進めていきます。

2月 18, 2010 ミャンマー |

【ハイチ地震緊急支援速報】フォトアーカイブ、その2

さて、シリル・カッパイのアーカイブ、第2弾。

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*人々の衛生状態が気になります

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*原型をとどめていない街

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*にわかキャンプでの生活

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*道路わきには、シーツを壁にしたシェルターが

にわかキャンプでの生活で、少しでもストレスをためなくてよいように、

JENは引き続き、4000世帯を対象に、ツールキットとトタンの配布を行っています。

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JENでは ハイチ地震の緊急支援募金を受け付けています
より迅速な支援を届けるために、皆さまのご支援が必要です

クレジットカードでのご寄付 こちらへ

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2月 18, 2010 ハイチ |

2010年2月17日 (水)

次はシェルターキットを4,000世帯に

 支援者の皆さまとジャパン・プラットフォームのご支援により、ジェンは2月16日よりで被災した4,000世帯にシェルターキットを配布できることとなりました。一世帯あたりのキットの内容は、トタン板10枚、ハンマー1丁、釘1キロ、のこぎり1丁、軍手を予定していますが、今回はそれに加え、シェルターの柱となる木材も加わる予定です。

 震災後1カ月間の事業で700世帯に配布したキットを、前回カバーすることができなかったグラン・ゴアーブ山間部の方々にも届けます。

20100217  ジェンのチームは、現地でいくつかの業者を周り、質の高いキットをいち早く被災者の方々に届けられるよう準備を進めているところです。同時に、グラン・ゴアーブで支援を待っている方々の名簿を作成し始めています。20100217_2

2月 17, 2010 ハイチ |

2010年2月13日 (土)

地震で亡くなった方々の数

Photo_12  当初20万人と伝えられていた死亡者の数は、10日、ハイチ政府により23万人に上方修正されました。

 人口1000万人の国で50人に一人以上が亡くなったことになります。自分の生活に当てはめてみると、改めてその被害の大きさを実感しました。

 それは、たとえば、高校の同級生400人のうち8人、サッカーの試合を観戦した2万人のうち、400人以上がいっぺんに亡くなったということに匹敵します。

Photo_13  被災地では、生き残った人たちが力を合わせて復興させていかなければなりません。それは、とても長い道のりになると思います。

 ジェンはハイチの人々の「自立」を支援するため、これからも必要な限りこの場に留まりサポートを続けていきたいと思います。

2月 13, 2010 ハイチ |

2010年2月12日 (金)

震災から1カ月を経て

Photo_9  1月12日(日本時間13日早朝)の地震発生から早1ヶ月。ハイチの人々はそれぞれの生活を取り戻そうとしており、ジェンを含む国際支援団体は全力でサポートを続けています。しかし、政府や学校の多くは未だ閉鎖されたまま、崩壊した建物は撤去されず遺体の回収もままならない状況です。

Photo_10  そんな中、震災後1カ月を機に、政府は12日から3日間の追悼祝日を設けました。今日は一日中、広場から、教会から、地震で亡くなった方々を偲ぶ讃美歌が流れ続けました。

Photo_11  11日早朝には、震災後初めての雨が降りました。短時間ではありましたが、どしゃ降りの雨。段ボールやシーツ、カーテンでできたシェルターに暮らしている被災者の方々はどうしているのだろうかと思いました。いち早くジェンのシェルターキットを届けられるよう、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

2月 12, 2010 |

2010年2月11日 (木)

ジェンのシェルターキットは今

Photo_5  2月4~7日にかけて配布したシェルターキットの使用状況を調べるため、ジェンのスタッフが配布コミュニティーへと戻りました。

 シーツやカーテンに代わり、屋根や壁がトタン板に代わっていました。物資だけでなく工具もセットになっていたことで、素早く日曜大工ができたとの声が聞かれました。

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■補修したシェルターの前で

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■修復作業を行っている人びと

2月 11, 2010 ハイチ |

2010年2月10日 (水)

【インドネシア】 西スマトラ州の観光客(part.2)

100210_lake_maninjau_2   マニンジャウ湖は、ブキティンギから36キロ離れたアガムという街にある有名な湖です。西スマトラ州の州都パダンから最も近い湖なので、地元の人や観光客がその美しい風景を求めて訪れます。また、湖の周辺には安くて美味しいレストランがたくさんあり、観光客は現地の料理や新鮮なジュースを味わうことができます。

 しかし、震災により地元の人々が運営していた多くのレストランは破壊されてしまいました。それを修復する資金もなく、お店は壊れたままで運営されているのです。

100210_water_fall_in_padang_panja_2  西スマトラ州のもう一つの大きな湖“シンカラク湖”は、ソロクという街にあります。ここの空気は澄んでおり、泳ぐにも、湖沿いを散歩するのにも絶好の場所です。観光客はモーターボートに乗って湖の周りの景色を見ることができ、近くには一泊できる素敵なホテルもあります。

 ソロクはパダンから60キロほどの街ですが、奇跡的に地震の被害を受けなかったため、今も多くの観光客が週末に訪れます。しかし、パダンから行くには山を越えなければならず、山間部で地滑りの起こる地域のみが危険地帯となっています。

 歴史や文化を愛する人びとにとって、西スマトラ州には魅力的な場所が数多くあります。最も有名な街は、パダンから100キロほどの場所にあるバトゥサンカルです。この街は西スマトラ州の文化の街と言われています。文字が書かれている石や刀傷の残る石、王様の砦や伝統的なミナンカバウ様式の家々といった古い王国の歴史的な遺産を見ることができます。

 このように、西スマトラ州は美しい場所がたくさんあり、毎月何千人もの観光客で溢れているのです。地元の観光局には震災により被害を受けた建物や場所を維持するための努力が求められています。

2月 10, 2010 インドネシア スマトラ沖緊急支援 |

2010年2月 7日 (日)

700世帯へのシェルターキット配布完了!

Jen   2月7日、4日間にわたる700世帯へのシェルターキット配布が完了しました。配布最終日は日曜日でキリスト教の礼拝日にあたり、キャンプ内の礼拝が終わる12時からの配布となりました。

Photo_5    コミュニティー・リーダーとボランティアの若者たちの協力により、配布は大変スムーズに進み、わずか2時間ほどで配布名簿の160名に配布し終わりました。中には、名前が呼ばれると、喜びのあまり歓声をあげながら走って受け取り場所に現れるお母さんもいらっしゃいました。

Photo_6  配布したキットにより、被災者の方々が、5月頃に始まると言われている雨期を通じて安心して生活ができることを心から祈っています。来週には、配布したシェルターキットの使用状況などを確認するために、プログラム・オフィサーらが事業地に戻ります。

2月 7, 2010 ハイチ |

2010年2月 5日 (金)

【ハイチ地震緊急支援】 第1回物資配布無事終了!!

 2月4日(日本時間2月5日)、第1回目の物資の配布を行いました。

Photo_3  グランゴアーブにて、4つの「にわかキャンプ」189世帯が対象です。配布の際、懸念されていた混乱はなく、無地に、支援を待ち続けていた人々の手に物資が手渡されました。

1世帯当たりの配布物資の内容は、トタン板10枚、ハンマー1本、ノコギリ1本、軍手1足、釘1キロです。

Jen 配布が終わった後、米川専門家がキットを受け取った人たちのお宅を訪問しました。皆さん、ほっとした表情で、配布物資を手に明日への1歩を踏み出しました。

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2月 5, 2010 ハイチ |

【ハイチ地震緊急支援】支援物資の配布、その1

みなさま、

現地から届いたばかりの写真です。

グラン・ゴアーブの人々にも、ほっとした笑顔が。

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2月 5, 2010 ハイチ |

2010年2月 4日 (木)

地鎮祭行われる

 1月19日・21日に、サイクロンシェルター兼小学校を再建するタヨーチャウ村とグウェチャウンジー村で、地鎮祭が行われました。

 地鎮祭の意味は、日本と同じように土地の霊を鎮め、清めるということだそうです。開始時間や使う道具は、場所や暦によって異なるようです。

100204_dscn2000s_4  はじめに、お坊さん5人が敷地の中心でお祈りを行い、次に四隅でもお祈りをします。それから、占いのようなものでよいとされる方角に配置される建物の隅で、杭(木の棒)を打ちます。日曜生まれの人がひものはしを持ち、月曜生まれの人がひもの反対側をもち、火曜生まれの人が杭を打つのです。

100204_dscn1850s_5  その後、村人やジェンのスタッフが、袈裟や食事をお坊さんに寄付します。そして最後に「この功徳を世界の人々(亡くなった人も含めて)に分ける」水かけの儀式をみんなで行って終わりになります。100204_dscn2031s_4

 ジェンはこれからも村人とともにできる限りその地域の風土や伝統に寄り添いながら活動を続けていきます。

2月 4, 2010 ミャンマー, 文化、生活、習慣 |

ハイチ緊急支援活動報告会 開催!

JENでは、ハイチ大地震により被害を受けた現地住民への緊急支援活動報告を、2010年2月15日(月)18時30分より開催いたします。

報告会では、地震直後から現地で緊急支援活動に携わった米川正子が、劣悪な状況下で行ったニーズ調査の様子と、緊急物資配布を待つ現地の声を、被災地の写真・映像を交えながらご報告いたします。

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JENは、地震発生直後から現在までに、隣国ドミニカ共和国を経由して、4名のスタッフをハイチの首都・ポルトープランスへ派遣しています。住居のニーズが非常に高いため、ポルトープランスから50キロほど西にあるグランゴアーブ地区の避難民700世帯に対して、瓦礫撤去および小屋建設のために、トタン板、ハンマー、ノコギリ、釘の配布を行っています。

インフラが壊滅的な打撃を受けたまま、地震発生から1カ月が経過しました。同国首相の発表によると、2月2日現在の死者数は20万人に達しています。現地には、もうすぐハリケーンのシーズンがやってきます。今後、JENは、現地の人々が自立した生活を取り戻すために、支援を続けていく予定です。

<米川正子による JENハイチ緊急支援活動報告会>

■日時: 2月15日(月) 18:30~20:30 (受付:18:00~)

■会場: 新宿多文化共生プラザ
新宿区歌舞伎町2-44-1東京都健康プラザハイジア11階
(JR、地下鉄 新宿駅徒歩5分)
アクセス→ http://bit.ly/dk4Nu6

■定員: 35名

■資料費: JEN&JSC会員(無料)、非会員(500円)

■電話またはE-mailで、東京本部事務局(担当:浜津・池田)まで、
氏名、ご所属、ご連絡先をお知らせください。
(Tel: 03-5225-9352 / E-mail: info@jen-npo.org
*報告会当日のご連絡も、JEN東京本部事務局までお願いします。

■報告者:米川正子 (フランス語圏緊急支援専門家)
1992年から国連ボランティア、UNHCRにてアフリカ各地でフィールド担当官として活動。UNHCR本部で高等弁務官補佐官、JICA国際協力機構では平和構築客員専門員として活躍。現在は、宇都宮大学国際学部特任准教授。

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*本件に関するお問い合わせ先*
特定非営利活動法人JEN(ジェン)  担当:浜津・池田
〒162-0824 東京都新宿区揚場町2-16第二東文堂ビル7F
Tel: 03-5225-9352  Fax: 03-5225-9357 
Email: info@jen-npo.org  URL: http://www.jen-npo.org

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2月 4, 2010 ハイチ |

【ハイチ地震緊急支援速報】フォトアーカイブ、その1

みなさま、

本日、海外事業部長 シリル・カッパイが、ハイチの初動ミッションを終え帰国しました。

ポルトープランスでのひとコマです。

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2月 4, 2010 ハイチ |

2010年2月 3日 (水)

トラックよ、早くグラン・ゴアーブに届け!

 2月3日、明日キャンプ4か所で配布予定のシェルターキットを、業者倉庫にてトラックに積み込みました。この物資は「日本の皆さまのご協力でグラン・ゴアーブで被災生活を送る方々に配布するの」と伝えると、業者の方々もサウナのようになった炎天下のコンテナの中で、積極的に積み込み作業をしてくださいました。

0203_2  ジェンのシェルターキットは、トタン板、金槌、のこぎり、釘、軍手です。被災者の方々はこれをもって、今ありあわせのシーツやカーテン、切り開いたごみ袋、木の葉などで囲われている家の天井や壁を、雨風に耐えられるトタンに作り替えることができます。

0203  支援者の皆さまの温かい気持ちがいっぱい詰まったこのトラックが早くグラン・ゴアーブの被災者の方々に届くよう、ここポルトープランスから祈っています。

2月 3, 2010 ハイチ |

2010年2月 2日 (火)

におい

 街を走っていると、ふと鼻につく「臭い」が2種類あります。どちらもいい「香り」ではありません。

 1つは死臭。残念なことに、被災から3週間、犠牲者の遺体は瓦礫の下に埋もれたまま。常夏のハイチの太陽の下で、遺体の損壊が進んでいます。窓を開けていると、よくふとこの臭いが漂ってきます。あたりを見渡すと、必ずといっていいほど、完全に崩壊したビルがあります。

 もうひとつは汗や汚物の臭い。被災者の方々が避難生活を続けるキャンプ周辺では、必ずといっていいほどこの臭いがします。これまで主に医療活動、物資配布や食料配布が支援の中心となっていることから、衛生面は悪化する一方だとも聞いています。

0202  いっぺんに全てのキャンプにおいて全ての分野の支援をすることはとても難しいことではあります。しかし、近くにいると、詳細な調査などしなくてもニーズが山積みなのが痛いほどわかり、いち早く被災者の方々の生活環境が改善されることを願わずにはいられません。

2月 2, 2010 ハイチ |