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2009年12月10日 (木)

Minangkabau

101209_img_3294_resize  パダン市には地震でも倒壊しなかった立派な建物がいくつかありますが、その建物のほとんどが不思議な屋根の形をしています。パダン市を訪れる多くの人がその屋根の形に疑問を覚えるかもしれません。この屋根には面白い話が含まれているに違いない、とJENの現地スタッフに確認してみました。

 「不思議な屋根がある建物はMinangkabauと呼ばれています。Minangとは勝者、の意味。Kerbauは水牛のことです。101209_img_3306_resize 
 かつて、パダン市では毎年水牛レースがおこなれていました。これはパダン市と近隣のジャワの町が競うものです。ジャワは健康で大きな水牛で有名でした。そのためパダン市はいつもこのレースで負けていたそうです。そこで賢い人が赤ちゃんの水牛をレースに使用することを思いつきました。その水牛の角に刀や刃をつけてレースに臨むのです。赤ちゃん牛はミルクがほしくてジャワの水牛のお腹に突進します。しかし角には鋭い刃がついているので吸い付かれたジャワの牛はお腹を怪我して弱ります。そこで動きが鈍くなったジャワの牛にパダンの牛が勝てるようになりました。その後、そのレースはなくなってしまいました」

 パダン市の奇妙な建物は水牛レースの記念として建てられ、屋根は水牛の角を象徴しているそうです。現在でも60%の政府の建物は はMinangkabauです。

12月 10, 2009 インドネシア スマトラ沖緊急支援, 文化、生活、習慣 |