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2009年12月 3日 (木)

防災教育について

 今回の支援速報では、清原美彌子様のご遺志と日本政府の支援によりジェンが行っている防災教育についてご説明します。

 ジェンは村の人びとに対して4日間の防災教育ワークショップを実施します。

 1日目、村人は自然災害についての現象・被害・避難方法などについて、学びます。
ほとんどの人が、防災や減災という言葉を聞いたことがないため、ジェンが基本的な防災知識を教えます。

 2日目は、サイクロンについて振り返ります。人びとにサイクロンの発生から避難生活までを思い返してもらいます。こうすることで「何が事前にできるか?」「何が問題だったか?」「何が役に立ったか?」を住民自身が確認でき、次の災害への対策をイメージできるのです。

 3日目は、村のハザードマップ作り(危険地帯・安全地帯の分かる地図)と、村の年間行事カレンダー作りです。ハザードマップは、いくつかのグループに分かれて村を歩き、危険・安全な場所を探し、地図にして発表します。

 4日目は、村の歴史を振り返り、今後どんなことを準備したりすればよいかを話し合います。防災についての伝言ゲームを行い、正しい情報を伝えることのむずかしさを、ゲームを通して学びます。

 この4日間のワークショップが終了すると、次の段階として村の人びとの合同避難訓練を行います。
これは、「知識」をより「実践」的なものとするためです。「実際に体を動かして避難してみる」ことの方が、参加者の記憶に残り、忘れません。そして、避難訓練の後も村で定期的に行えるように、村人とともにその仕組みを検討していきます。

 最後に、村の人びとと一緒に、ワークショップで学んだことや気づいたこと、決意したことをまとめた防災ハンドブックを作ります。このハンドブックが一家に一冊あることで、家族が防災について考える機会ができ、記憶が曖昧になることを防ぐことができます。ジェンが一方的に防災ハンドブックを作成し配布するのではなく、住民が愛着を持てる「彼らによる、彼らのため」のハンドブックを作っていきます。

 以上が、ジェンの行う、村の人々への防災教育プロジェクトです。

12月 3, 2009 ミャンマー, 企業の皆さまからのご支援, 教育支援, 文化、生活、習慣 |