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2009年11月26日 (木)

雨と土砂崩れ

261109_091116_additional_informatio  インドネシアは現在雨季です。西スマトラでは雨季は9月から2月まで続くといわれていますが、一年を通じて雨が多い気候です。かつては雨に降られても気にしなかった人々ですが今年の雨は生活に大きな支障をきたしています。というのは地震で家が倒壊し、雨をしのぐ場所が限られているからです。テントは雨に弱いので長持ちしません。そのため多くの団体はテントの配布は躊躇する傾向にあります。

261109_101109_assesment_batang_piam  雨はスマトラの人々だけでなく支援をする私たちへも影響しています。雨のため土砂崩れが頻繁に発生し、いくつかの村へはアクセスできないところもあります。人々は市場や病院にいくために長い距離を歩くかなくてはいけません。

 一方、この雨のおかげで商売が繁盛している人もいます。それはバイクタクシー屋さんです。公共交通がなく、細い土砂崩れの道を進むためにはバイクが唯一の手段です。そのため値段が非常に高いのです。村の人々だけでなくJENもバイクを利用することがありますが、先日はなんとたった2キロメートルの道のりの料金で7ドル(約700円)も しました。非常に高いバイクタクシーですが長い距離を歩くのが難しい老人、女性、子どもや病気の人には欠かせない交通手段です。

11月 26, 2009 インドネシア スマトラ沖緊急支援 |

2009年11月19日 (木)

防災意識が生まれると…

091119_dscn9645s  ジェンを支援してくださる皆さまのご意志と日本政府の支援により、ジェンは昨年5月の巨大サイクロンで被災したエヤワディ管区ボーガレ地区の2村で防災教育のワークショップを行っています。

 まず各村に防災委員会(日本でいうところの自治会のようなもの)を立ち上げます。そして、その委員会で村の防災計画を作成し、村の中で知識や訓練方法を維持管理していくためのワークショップを行います。委員会を設立することで、ジェンがプロジェクトを終了した後でも、村で防災活動を自主的かつ継続的に行えるような体制づくりを最初から支援します。

091119_dsc00746   さて、村では防災という言葉すら聞いたことがない人がほとんどです。そのため、最初にできるだけ多くの村人を集めて、防災教育についてその重要性や概要を説明します。その中で村人自身に委員会メンバーを決めてもらいます。

091119_dsc00753_2  ワークショップがひとたび始まると、徐々に村人たちの発言が多くなり、積極的に参加してくれるようになります。ジェンのファシリテーターたちも、いかに村人に興味を持って参加してもらうかを毎回工夫しながら、防災教育のワークショップを行っています。

 次回は具体的な防災教育の内容についてご紹介します。

11月 19, 2009 ミャンマー, 企業の皆さまからのご支援, 教育支援, 文化、生活、習慣, 避難民・難民緊急支援, 防災訓練・教育 |

KUCHINGとANJING

091112_kocing_5  日本では犬や猫と家族同然に生活することがよくあります。しかし、ここインドネシアでは、家やレストランに猫がいるのを見かけます。猫たちは勝手気ままにあらゆるところにいて、そこで生活している人々もほとんど気にしない、というような状況です。猫たちは特に子どもたちと仲が良く、遊んでいる姿をよく見かけます。彼らは、猫のことをKUCHING、犬のことをANJINGと呼びます。

 私たちは両親に、この猫や犬は予防接種をうけているのか?と尋ねました。予防接種、の意味がわからなかったようなので現地語で聞くと、みんな口を揃えて “Tidak”と答えます。“Tidak”はインドネシア語でNOを意味します。

 予防接種を全くしたことがなくて、今まで動物を通じて病気になったことがないのか、と聞くと、今までそのようなことはなかったとのことです。

091112_kocing_6  他のイスラム教徒の国、パキスタンやアフガニスタン、イラクでは動物の近寄ることをあまりしません。パキスタン出身である私は、インドネシアの人々が動物とともに暮らす様子を不思議に感じます。

11月 19, 2009 インドネシア スマトラ沖緊急支援, 事務所・スタッフ, 文化、生活、習慣 |

2009年11月12日 (木)

インドネシア 緊急支援活動報告会 開催!

 2009年10月7日に3名のスタッフがインドネシアのスマトラ島の被災地パダンへ、緊急支援のために現地入りしました。JENが支援を始めた地域は、パダン市街から100キロほど北にあるパリアマン地区です。10の村の約1,500世帯に対して、瓦礫(がれき)の撤去やシェルター建設に役立つ大工用具19点とユニセフの衛生キットの配布をしました。

 大地震が発生して約1カ月。被災地の人々の生活の立て直しは、これからが本番です。JENは、今後、現地の人々のニーズに合う支援を実施するために、支援の届いていない地域に暮らすより多くの人々へ緊急支援物資を配布するプロジェクトと併せて、被災したコミュニティの人々の心のケアを含む、学校での防災教育も実施する予定です。

 報告会では、震災直後より現地で緊急支援活動に携わった渡邊千紗・浜津裕香より、現地で撮影した地域や被災地の写真・映像を交え、現地の状況、人々の声、ならびに進行中のプロジェクトについて、報告させていただきます。

■報告者: 渡邊千紗 (海外事業部 プログラムオフィサー)
 浜津裕香 (国内事業部 リレーションシップ開発担当)
■日時: 11月13日(金) 18:30~20:30
(受付:18:00~)
■会場: JEN東京本部事務局
 東京都新宿区揚場町2-16第二東文堂ビル7F
(JR、地下鉄 飯田橋駅徒歩4分)
■参加費: JEN&JSC会員(無料)、非会員(500円)
■定員: 25名
■お問い合わせ・お申込み:
電話またはE-mailで、東京本部事務局(担当:池田・濱坂)まで、氏名、ご所属、ご連絡先を
お知らせください。(Tel: 03-5225-9352 / E-mail:
info@jen-npo.org

JENのインドネシアでの活動をもっと知りたい?
くわしくは、こちらを

http://jenhp.cocolog-nifty.com/emergency/cat21582655/index.html

11月 12, 2009 インドネシア スマトラ沖緊急支援, 事務所・スタッフ, 企業の皆さまからのご支援, 支援物資配布 |

2009年11月 5日 (木)

助けるはずが助けられている

091105_img_0423s_2   現在プログラムオフィサーを務める私は、ミャンマーでサイクロンの被害にあった人びとをなんとか助けたいと思い、この国へ来ました。しかし、いつの間にか、私は、当初の思いとは逆にミャンマーの人びとに助けられていることに気づいたのです。

 昨年6月以来、ずっと私たちを助けてくれている村人がいます。その人が優しくしてくれた時は、最初のうちはずっと「優しさの裏にはきっと何かあるのだろう」と疑っていました。しかし、それから1年以上を経た今も、その人は私が困った時には必ず親身になって助け続けてくれています。

 彼が得をすることは一度もなく、むしろその人の時間もお金もかけて行ってくれているのだと思います。世の中には本当に欲のない献身的なすばらしい人がいることを心から信じることができるようになりました。そして、いつも疑っていた自分を恥ずかしく思い、後悔しています。彼には感謝しても感謝しきれません。

 もちろん彼だけではありません。他にも多くの現地の人びとの優しさと支えの中で、我々は活動させてもらっています。どう恩返ししていけばよいのか分かりませんが、できる限りこの国の人びとのために、自分たちができる精一杯の恩返しをしていきたいと思いました。

11月 5, 2009 ミャンマー, 事務所・スタッフ, 文化、生活、習慣 |