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2009年10月22日 (木)

<<速報>>インドネシア:学校のはなし

 Img_0282 みなさま、ご無沙汰していてすみません。

 日々、フィールド(支援エリア)への移動で思うようにネットへアクセスできず、ご報告が遅くなりました。

 その間にも、毎日、アセスメントと配布が続いています。ジェンでは、今後、数日で、パリアマン地区の10村、合計約1600世帯に対してツールキットとユニセフの衛生キットの配布を完了する予定です。 また、配布と並行して、目下、次期のプロジェクト案を作成中です。内容が決まりましたらまたこのブログでご報告します。

 さて、今日は学校の話をしたいと思います。

Img_0297_3  アセスメントや配布で村を訪れると、必ず学校があります。そのほとんどが全壊です。生徒たちは、壊れた建物の中や道路わきに机やイスを並べたり、校庭にテントを建てるなどして勉強しています。

 そのうちのひとつ、SDN INT’L 07 GUGUS III小学校では、マルシア校長先生にお話しを聞くことができました。先生は、私たちを見つけると、「話しを聞いて欲しい」と言って駆け寄ってきてくれました。

 マルシア先生が教える小学校では、6歳~12歳まで約130名の生徒が通っています。地震後、学校では、多くの子どもたちが学校に来なくなり、来ても勉強に集中できず、授業の途中で外に出たり家に帰ったりするそうです。

 暑いテントの中で、家族や地震のことを思い出して泣き叫ぶ子どもたちもいます。そんな状況もあって、地震の前は7時~13時までだった就学時間を、今や7時~10時に短縮しているとのこと。教科書やノート、学校に着てくる洋服も全て瓦礫の下。教材もチョークもホワイドボードも、今はありません。この地域の人々は主にお米を作って売って暮らしていますが、生活は苦しく、住むところさえない今、子どものための学校道具を再び買いそろえる余裕はありません。校長先生は、自分の貯金を使って、かろうじて学校のイスや机を購入しました。今はそれが精一杯だそうです。

 先生はこう言います。子どもたちが学校に戻れるように私たちをサポートして欲しい、と。We don’t know what to do. という先生は、子どもたちが地震の体験を忘れることができる環境が欲しいといいます。子どもたちばかりでなく先生方も被災の傷を心に抱えていて、勉強する環境もなくなってしまった今、楽しく遊びながら学ぶこともできるプログラムやツールが必要だといいます。また、被災したことのある地域の先生方との情報交換も有効だといいます。日本から何か学べることはないか、と熱心に語ります。

 地震から約3週間。緊急支援は終盤に入り、マスメディアでの報道も減って来ましたが、ジェンをはじめとする数々の支援団体は、「人々の生活を支える支援はこれからが本番」と、互いに連携しながら着々と次のステップへの準備を始めています。

 この速報を呼んでいてくれている一人ひとりの皆さまに。

 これからもよろしくお願いいたします。

10月 22, 2009 インドネシア スマトラ沖緊急支援 |