雨期で学校に行けない・・・
現在ジェンがシェルターキットを配布した村で、いくつかの小さな橋の支援を行っています。これらの村では、サイクロンですべての家が流されました。そのため、より安全な場所を求めて、サイクロン前と後では異なる場所に住むようになった人たちが多い村があります。それらの村では、サイクロン前の家から学校や僧院などへは、川を渡らずに行けましたが、現在の家からは、川を渡らなければいけなくなった人が多くいます。
乾期の場合は、川の水かさも少なく、歩いて渡ることができましたが、現在の雨期では、干潮の時はかろうじて渡れるものの、満潮になると大人でも足がつかないほどの深さになります。そして、子どもたちが学校に行くことも、お坊さんが僧院と村を行き来することもできなくなります。
村人たちから、ジェンに橋の支援をしてほしいとお願いがありました。調査をした結果多くの村人がその川のせいで、生活へ様々な障害が出ていることが分かりました。そのため、ジェンは橋の材料を提供し、村人が農業の田植えの合間を縫って、自分たちで建設という条件で、支援を行っています。写真のダーボーチョンという村では、大変村人が協力的で、予定より早いペースで橋が作られています。最初は道具もあまりなく、村人だけでこれだけの橋を作れるか不安でしたが、この進み具合なら、きちんと村人だけでつくれそうな確信がわいてきました。