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2008年8月28日 (木)

サイクロンの傷跡

28_aug_08_low  現在、シェルターの配布を進めながら、今後必要となる支援に関して調査を行っています。ニーズ調査において、サイクロン自体についても聞き取りをしています。

 子ども4人を失った38歳の男性は、毎日、息子たちが亡くなった場所へ行って悲嘆に暮れているそうです。10人の家族を失った25歳の女性は、サイクロンのことを尋ねると泣きだしてしまい、それ以上インタビューを続けることができませんでした。36歳の女性は、食事のときに亡くなった子どもの好物を思い出し、涙が出てしまうと言っていました。

28_aug_08_2_low  この調査結果をとおして、普段は気丈に振舞っている彼らがこれほどまでにサイクロンのことを思い出して涙を流していることを知りました。想像はしていたものの、改めてサイクロンの被害の大きさを実感した瞬間でした。調査対象の村すべてに対して支援することは難しく、そのことを村人に伝えると、「たとえ支援が届かなくても、それは仕方がない。むしろ、こうして自分たちのことをよく聞いてくれたことを嬉しく思う」と言います。被災者に耳を傾けることの重要性を再確認し、調査結果を生かした支援を継続したいと考えています。

8月 28, 2008 ミャンマー |

2008年8月21日 (木)

日本からトタン到着&譲渡式

8月6日、イオングループ様ご提供のトタン約1万枚がヤンゴン港より提携先であるミャンマー商工会議所連盟の倉庫に到着しました。
12日、野川在ミャンマー日本大使および同連盟のウィン・ミント会頭のご出席の下、トタンの譲渡式を開催しました。
トタンの配布事業は、日本政府、民間企業、NGOの3者が協力して実施しています。

現在、ミャンマー商工会議所連盟と協力して、トタンの配布先として学校を中心に調査しているところです。
被災地の小学校では、プラスチックシートを屋根代わりにして利用していたり、建物が全壊したりしている状態です。
学校に通うことにより、友だちに会って話をする機会が生まれ、サイクロンの悲しみや恐怖を和らげることができます。子どもたちの教育の場を提供することは、心のケアとして重要な意味を持っているのです。

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8月 21, 2008 ミャンマー, 企業の皆さまからのご支援 |

2008年8月12日 (火)

サイクロン「ナルギス」の襲来から、3ヶ月が経ちました。

現地のアクセスの悪いところではいまだに、支援物資だけで生活している人や家のない人が数多くいます。
被災地は、白米がたくさん取れる地域です。
通常、7月中旬までに田植えが終わり、10月、11月に収穫できます。
しかし、今年はサイクロンにより、種モミが流されてしまい、発育不良が起きているため来る収穫の季節が心配されています。
もし、収穫量が十分でなければ、生活していくための金銭を得ることができません。
また、農民だけでなく、漁民も、魚網や舟を失い生計を立てることが難しくなっています。
さらに、ため池の水が高潮で流れ込んだ塩水によって飲めない状態にあることも、人びとの生活に困難をもたらしています。

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このように、10万人以上がなくなったサイクロンの傷跡は深く、大きなものです。
これから、人々が元の生活を取り戻すためには、大変な時間と労力が必要となります。
ジェンは、被災者の将来を考えながら、さらなる支援を検討しています。

8月 12, 2008 ミャンマー, 緊急支援, 避難民・難民緊急支援 |

2008年8月 7日 (木)

32km以上流されて生き延びた村の人の話

Dscn0652__low  ラプタのダンジーゴン村で100世帯の長をしているヤエムさんの体験です。

 彼は、サイクロンで高波に襲われ、32km以上も流されました。

しかし丸太を両脇に抱えていたので、奇跡的に生き延びることができました。

残念ながら、奥さんと二人の子どもを目の前で失ってしまいました。

Dscn0780__lowサイクロン発生から3週間後、唯一生き残った一人の子どもに再会することができました。

彼は、村の責任ある立場を担っています。

今は村の再建のために、子どもと一緒に過ごせる時間をほとんどつくれません。

彼も子どもも、風や雨が吹くたびに思い出し恐怖を感じていると言います。Dscn0775__low_3

 今回のサイクロンでは、何キロも流されながら生き残った人が多くいます。彼らの多くは、目の前で家族が流されてしまった状況を鮮明に記憶しています。家族を救えなかったことを、彼らは本当に悔やんでいます。

 ジェンは、シェルター配布を行う中で、被災者に今後どのような支援をすべきかを考えながら活動しています。

JENは今回の緊急支援のため、募金を受付けています。みなさまのご理解、ご協力をお願い致します。

郵便振替口座番号:00170−2−538657  口座名義:JEN
※通信欄に「ミャンマー」とご明記ください。

8月 7, 2008 ミャンマー, 支援物資配布, 緊急支援 |