2015年5月22日 (金)

【速報】 ネパール地震緊急支援、出動します。

2015年4月25日にネパールで発生した大地震の被災者緊急支援に出動いたします。


現在、緊急支援物資配布、その後の支援活動開始に向け、
準備を行っています。

これより、現地からの情報入手次第、支援速報、SNS、メールマガジンで
支援活動の進捗をご報告いたします。

この機会に、是非ご登録ください。

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5月 22, 2015 ネパール, 緊急支援 |

2015年5月21日 (木)

事業地紹介 ―バジェラー編―

 今回は、本事業地であるグランゴアーブ地区バジェラー地域を紹介します。

 バジェラーは以前紹介したもう一つの本事業地であるレオガン地区ウジェラーから車で5分ほど行ったところにあり、160世帯が住んでいます。
住民は主に農産物、家畜、炭の販売を通して、現金収入を得ています。バジェラーは山間に位置しているので、耕すのに十分な土地がありません。そのため、住民にとって炭は貴重な収入源で、木を切り倒し、焼き、近くの市場にて販売しています。

 JENはこのコミュニティでキオスク型給水施設4棟の改設、貯水槽1棟の修復、水管理委員会の育成、衛生促進活動を行っています。

【建設中のキオスク型給水施設(右側)】
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【修復中の貯水槽】
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 3月23日には「世界水の日」に因み、衛生的に正しい水のくみ方、水の保護の仕方、浄化剤を使った水の処理の仕方などの衛生活動を行いました。

 今後は、給水設備を建設、修復することにより、地域住民が安定かつ平等に安全な水にアクセスできるようになること。公衆衛生に関する主要な危険(コレラ感染含む)を認識し、衛生状態の悪化を防ぐための手段を取れるようにすること、をめざし、継続して衛生促進活動を行っていきます。

【炭を作っている住民】
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ご寄付は、こちらから受け付けております】

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5月 21, 2015 ハイチ, 水衛生改善, 給水施設修復・建設, 衛生教育 |

2015年5月 7日 (木)

統計で見るハイチのコメ事情

 ハイチの人に「代表的な食べ物と言えば、何ですか?」と質問すると、ほとんどの方は「コメ」だと答えるでしょう。その理由は、町の食堂で食事をすると、コメが必ずと言っていいほどメインコースの一部として、出てくるからです。
 しかし、ほんの数十年前までは、コメは代表的な食べ物ではありませんでした。

【典型的なハイチの食事】
Photo


 データを見ると、1980年のハイチでの精米消費量は63,000トンでしたが、2014年には約8倍の490,000トンの消費量を記録しました(注1)。

 一方で、年間の国内精米生産量は統計を見てもほとんど変化はなく、1980年の生産量が62,000トンに対し、2014年は69,000トンでした(注2)。

 消費量が増えた要因として、政府の政策の影響が挙げられるでしょう。
 以前、ハイチの人びとは自分たちが消費するコメは自国で生産していましたが、1990年代半ばに、国際通貨基金が推進する貿易自由化政策のもと、政府はコメの輸入税率を35%から3%に引き下げました。まもなく、アメリカ政府からの助成で、価格が安いアメリカ産のコメが国内の市場に流入した結果、国内のコメの価格は下落し、アメリカと競争することが難しくなりました(注3)。

 今日では、ハイチは世界の中で5番目に多いアメリカ米の輸入国です(注4)。
 また、コメ消費量の80%近くを輸入に頼っています(注5)。

 消費量が増えた要因は他にもあると思いますが、コメが代表的な食事になったのは、少なくとも政府の政策が影響しているでしょう。

【町の市場で売られているアメリカ産の米】
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(注1)Haiti Milled Rice Domestic Consumption by Year (index mundi, 2015)

(注2)Haiti Milled Rice Production by Year (index mundi, 2015)

(注3)Country profile – Haiti(New Agriculturist, 2007)

(注4)Beyond Aid: The Flood of Rice in Haiti(Poverty cure, 2013)

(注5)Haiti no longer grows much of its own rice (Oxfam America, 2008)



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5月 7, 2015 ハイチ, 文化、生活、習慣 |

2015年4月23日 (木)

「ララ祭」の様子を紹介します

 去る4月5日、JENはレオガン地区のララ祭に参加し、手洗い促進活動を行いました。

 ララ祭は、ハイチでカーニバルに次ぐ2番目に大きな宗教的・文化的行事で、各地で祭りが催されます。
 ララは1日限定のイベントではなく、主に四旬節(復活祭前の準備期間)に行われ、ミュージシャンがドラム、トランペットや竹のホーンを演奏し、グループメンバーと踊り、町の至る所で小さなパレードが行われます。

 レオガンのララ祭は、国内で最も知られており、今年は祭りが4月5日に行われました。

【レオガンの中心部で行われているララ祭のパレードの様子】
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【パレードでダンスをしている女性ダンサー】
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 パレードは夕方の6時から始まり、翌朝まで行われました。今回は深夜に大雨が降ったので、見物客の多くが祭りの会場を後にしましたが、夜の8時ごろには多くの見物客が大通りに押し寄せ、パレードを楽しんでいました。

『「ララは私の文化」と「浄化された水+手洗いは私の健康のために」』をテーマに、JENはスタンドを1つ借り、手洗い促進活動を行いました。見物客を対象に手洗いの重要性を伝え、子どもたちには水・衛生に関するクイズを出し、正解した子には、水の浄化剤をプレゼントしました。また、実際に石鹸を使い、手洗いの実践も行いました。

 ハイチ文化と水衛生をキーワードにした今回の活動は、JENにとっても、多くの人たちとの交流や、水衛生の重要性を共有できる良い機会となりました。 

【JENのバナー『「ララは私の文化」と「浄化された水+手洗いは私の健康のために」』】
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【手洗いを実践している子どもをサポートしているJENスタッフ】
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【衛生促進活動をしているJENスタッフ】
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4月 23, 2015 ハイチ, 文化、生活、習慣, 衛生教育 |

2015年4月 9日 (木)

「世界水の日」イベントの様子を紹介します

 皆さんは「世界水の日」を知っていますか?
「世界水の日」は、水資源の重要性について世界中の人々と一緒に考える日です。1993年に国連総会で、3月22日を「世界水の日」とすることが定められました。

 現在JENハイチでは、水・衛生プロジェクトを行っています。今回の機会を活用し、去る3月23日、2つの地域で水・衛生のイベントを行いました。

 イベントでは、衛生的に正しい水のくみ方、水の保護の仕方、浄化剤を使った水の処理の仕方などの衛生活動を行いました。また、水衛生についてのクイズ、イス取りゲームなどを通し、地元住民との交流も行いました。当日は、世代関係なく大人から子どもまで、多くの住民がイベントに参加し、笑いあり、踊りあり、学びありのイベントとなりました。

【浄化剤を使った水の処理方法を説明している衛生促進員】
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【イス取りゲームに参加している住民】
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 ハイチは世界的に見てコレラ感染者数が多い国と言われています。主な原因として、安全な水へのアクセスや改善された衛生施設の利用を、全ての住民がいつでもできるわけではないことが挙げられます (注1)。また、正しい衛生知識を得ても、行動に結びつけないこともあることから、継続して知識を伝達することが求められます。

 JENでは、地域住民が自ら公共の給水施設を長期的に維持管理できる体制を構築するためのサポートをするととともに、衛生促進員が主体となり、衛生知識の普及にも努めています。今回のイベントを通し、より多くの人々に水の重要性を理解し、実践してもらえたと思うので、今後も継続してサポートをしていきます。
 
【手洗いの実践をしている様子】
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【クイズに答えている参加者】
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(注1) United Nations Support Plan for the elimination of the transmission of cholera in Haiti 2014-2015 (United Nations in Haiti, 2014).

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4月 9, 2015 ハイチ, 衛生教育 |

2015年3月26日 (木)

衛生促進活動の様子を紹介します

 JENは現在行っている事業では、今月から本格的に衛生促進活動を行っています。

 本事業で支援している6地域のうち、レオガン地区デピュレシ地域の小学校での活動をご紹介します。

 訪問時、5人の衛生プロモーターが、各学年に手洗いの仕方やなぜ手洗いが必要なのか、またその重要性を説明しました。その後、実際に子どもたちが手洗いを実践しました。

【子どもが手洗いの実践をしている様子】
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【指の先まで念入りに手洗いをしています】
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 事業地において、特に下痢は日常的な病気となっています。感染リスクが高くなる住民の行動の例として、家畜の水飲み場や洗濯場として使われている川の水を飲料水として使うことや、水くみで家庭に持ち帰った水を非衛生的なバケツに保存すること、などが挙げられます。

 住民が公衆衛生に関する危険を認識し、衛生状態の悪化を防ぐために、JENは手洗いの仕方以外にも、学校や保健所、また戸別訪問等を通して、トイレの使い方、水のくみ方・運搬・保管の仕方などの衛生活動を行う予定です。

【衛生プロモーターが手洗いの仕方を子どもたちに教えている様子】
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【子どもたちが手洗いの歌を歌っている様子】
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【緊急企画】イラク国内避難民緊急支援活動報告会を開催します。

イラク北部にて緊急支援に従事しているスタッフが帰国します。
今、イラク北部でなにが起こっているか、JENは国内避難民に対しどのような支援活動を行っているか、今後の活動の展開は、など、緊急支援活動報告会でご紹介いたします。
ふるってご参加ください。

くわしくはこちら

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【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
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3月 26, 2015 ハイチ, 衛生教育 |

2015年3月12日 (木)

ハイチ大地震 ―私の経験―

 私は2013年7月からJENでオフィスアシスタントとして働いています。
 

 既に5年が経過しましたが、2010年1月12日に大地震が起きたときのお話をします。

 地震が起きたとき、私はレオガン地区から約10キロ離れた家に、家族8人でいました。そのような激しい揺れを体験したのはそのときが初めてだったので、とても驚きました。
 

 家は全壊し、ケガをした私は、家族と一緒にバスで1日かけて隣国のドミニカ共和国の病院に行きました。その途中、道には建物の瓦礫が散乱し、通行することが極めて難しい状況でした。

【筆者】
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 全壊した家は、NGO団体が修復してくれました。一番辛かったのは、建物の倒壊によって、義母が亡くなったことです。この一瞬の出来事は私の人生の中でも、忘れることはできないでしょう。

【震災後、再建されたレオガン地区中心部の道路】
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 今年で震災から5年が経ち、多くの家は建て直され、道も元通りに復元されました。私はJENの一員として、引き続き地域の発展に貢献したいと思います。


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3月 12, 2015 ハイチ, 事務所・スタッフ |

2015年2月26日 (木)

事業地紹介 ―ウジェラー地域編―

 今回は、本事業地でもあるレオガン地区ウジェラー地域を紹介します。ウジェラーはレオガン地区中心部から車で30分ほど行ったところにあり、150世帯が住んでいます。
JENは11月からこのコミュニティで、キオスク型給水施設6棟の改設、水管理委員会の育成、衛生促進活動を行っています。
 
【町の主要道路】
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 町を歩いていると、よく目にするのが、キャッサバです。キャッサバとは熱帯地域にてよく栽培されているイモの一種で、食感はジャガイモやサツマイモに似ています。乾燥している地域でも容易に育つことから、住民がよく栽培しています。

【町で栽培されているキャッサバ】
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 訪問時、衛生促進を行うボランティア向けに衛生講習会を行いました。内容は、水を汲む時、持ち運ぶ時に用いる容器について、またどのような手段が適切であるかを話し合いました。今回講習を受けたボランティアの皆さんは、今後、戸別訪問や講習会を住民向けに開き、衛生知識の普及を行う予定です。

【衛生促進ボランティアが衛生講習会で討論している様子】
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2月 26, 2015 ハイチ, 水衛生改善, 給水施設修復・建設, 衛生教育 |

2015年2月12日 (木)

新事業開始 ―(3)衛生促進活動編 ―

 今回は、本事業3つ目のアプローチである衛生促進活動についてご紹介します。

 コレラ等の水因性感染症を予防するために、現在6つの地域で、住民に衛生知識を普及する活動を行っています。

 本事業でキオスク型給水施設を建設しているウジェラー地域とバジェラー地域では、衛生促進ボランティアを選定し、訓練を行います。その後、各地域で住民向けにボランティア主体の衛生促進集会を行い、また個別訪問や学校を訪問し、衛生知識の普及に努めます。

【手洗いを実践する子どもたち】
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 他に、4つの地域コミュニティでも、引き続き衛生促進活動を行います。これらの地域では、前事業で活動していた衛生促進員を採用し、学校や保健所を訪問することにより、コミュニティ全体に知識が普及することを目指しています。
学校では、手洗い、トイレの使用などの衛生啓発を行う予定です。保健所では、待合室で手洗い用スタンドを用い、一般的に良く知られているコレラや腸チフス以外の感染症についての情報も広め、その予防についても啓発していく予定です。

 これらの活動を通し、本事業地の住民が公衆衛生に関する危険を認識し、衛生状態の悪化を防ぐための手段を取ること。また、浄化剤を利用し、住民の健康状態が改善されることを目指しています。

【事務所で衛生啓発の練習をしているJENスタッフ】
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2月 12, 2015 ハイチ, 水衛生改善, 衛生教育 |

2015年1月29日 (木)

新事業開始 -(2)水管理委員会の再結成・育成・強化編 -

 前回は、キオスク型給水施設の改設について紹介しましたが、それを管理できるシステムがないと安定して水を供給することはできません。

 現在、レオガン地区ウジェラーでは、パイプ等の故障により、給水施設の半分しか利用されていません。また、グランゴアーブ地区バジェラーでは、私用の水道網から水漏れが発生し、水が浪費されることで、一部の住民に水が行き渡っていません。

 持続的に給水施設を管理するために、上記2つのコミュニティでは、以前存在していたものの機能していない水管理委員会メンバーの再結成・育成を行っています。
たとえば、給水施設の利用料を毎月徴収するシステムの導入や、適切に管理されるように水管理委員会が率先してガイドライン作りを行う予定です。

 他に、4つのコミュニティ(計2,005世帯)を選定し、水管理委員会のフォローアップを行ないます。これらの地域では、JENのコミュニティ・モビライザー(活動推進員)が2週間に1回程度現場を訪問し、問題があった場合は水管理委員会に対して維持管理を適切に行うよう指導を行います。

【地域住民への維持管理の仕組みや役割の説明をしている様子】
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 プロジェクトの終わりには、上記の6つの水管理委員会が継続して活動すること、給水施設の維持管理費が各委員会で貯蓄・管理され、施設の維持管理が住民主導で実施できるようになることを目指しています。



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1月 29, 2015 ハイチ, 水管理委員会, 給水施設修復・建設 |